戦略を考える際の大きな流れ
〜むっちゃシンプルな戦略思考〜
戦略を考える際の大きな流れ
“戦略を考える際は、自分(自社)のことから考え始めるのではなく、むしろ遠いところから考えていく”
▶︎戦略を考えるときのあるある
やることありきで戦略を考えている…こんなケースはないですか?
上司の顔色を見ながら戦略を考えている…こんなケースもないですか?
やりたいことが既にあって、それを正当化するために戦略を作ったり…
上司の顔色を見ながら、上司の考えに合わせて、上司の気にいる戦略を立てたり…
周囲を見ていると、こんなやり方で戦略を作っていることが多いように感じます。
しかし、こんなやり方では事業は間違いなく失敗します。
やりたいことありきで戦略を考えていくと、自分のやりたいことを形にできるのかもしれませんが、自己満足でしかありません。
上司の顔色を見ながら戦略を考えていくと、上司から気に入られたり評価されたりするかもしれませんが、顧客や周囲からは評価されないと思います。
いずれの場合も、顧客には受け入れられず、さらには社会にも受け入れられず、結果的に組織の大きな損失につながります。
なので、やりたいことありきで戦略を考えたり、上司の顔色を気にしながら戦略を考えていくようなやり方は、後で必ず後悔することになると思います。
▶︎対応策から考えてはいけない、むしろ遠いところから考える
やりたいことありきにならないためには、対応策から戦略を考えてはいけません。
つまり、自分(自社)のことから考えるべきではないということです。
なぜなら、自分(自社)のことから考え始めると、自分のやりたいことに引きずられてしまい、本来の目的や本当に必要な対応策が見えなくなってしまうからです。
それこそやりたいことありきになってしまいます。
そのため、戦略を考えるときは、自分(自社)のことから考え出すのではなく、むしろ自分(自社)から遠いところ、つまり市場や顧客の視点から考え始めるべきです。
そうすることで、顧客に価値を提供できる戦略が生まれ、結果として事業の成功や仕事の成功につながるのです。
戦略を考えるときは、自分(自社)の視点を一旦脇に置き、広い視野で考えることが重要です。
▶︎戦略を考えるときの流れ
戦略を考えるときは、自分(自社)から遠いところから考えていきます。
具体的には、次の流れです。
Step❶:自分(自社)が戦っていく領域における世の中の大きな流れを理解する
まずは、自分(自社)が活動する業界や分野における全体的なトレンドや変化を把握します。
技術の進歩、経済状況、社会の変化など、外部環境の大きな動きを理解することが、中長期的な視点で戦略を考えていく上で重要になってきます。
Step❷:自分(自社)が戦っていく市場や顧客のことを理解する
次に、ターゲットとする市場や顧客を深く理解します。
顧客が求めているものや、どのような問題を抱えているのかを知ることで、より効果的な戦略を考えていくことができます。
Step❸:敵(競合)のことを理解すると同時に、自分(自社)のことも相対的に理解する
競合他社の強みや弱みを分析します。
それと同時に、自分(自社)の強みや弱みも相対的に分析し、市場における位置付けを理解します。
このように、戦略を考える際のポイントは、自分(自社)のことから考え始めるのではなく、まず世の中の流れや市場の動向など、遠いところから考え始めることです。
そうすることで、より広い視野に立った効果的な戦略を考えることができるのです。
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