動くHAPPYの姿が~Come back HAPPY⑦
2023年6月16日(金)
HAPPY逃走から6日目。
いつものように、朝は何も手がかりが得られず。
仕事を終え、夕食をとってから午後7時頃、夜の部の捜索を再開しました。
やはり気になるのは最初に姿を見た学校。
なので、真っ直ぐ、学校の坂を上って行きます。
あれは!
坂を上り切ったとき、校舎奥の空き地に白い動物が。
HAPPYだ!
もう、
ゆっくり目を合わせないように、とか、
猫の視線の高さになって、とか、
そんな注意事項はすっかり頭の中から飛んでいます。
私の姿を認めるなり、校舎の裏側に走り出すHAPPY。
急いで、追いかけ校舎の裏側に回ると、まるでそこで待っていたかのように、裏側の向こう角でこっちを見ているHAPPY。
私が来たことを確認すると、またすぐに角を曲がって、校舎に沿って走り出すHAPPY。
その頃、携帯で妻に繋がったため、すぐに学校に上がってくるように連絡するも、再び向こう端で角を曲がったHAPPYが、私たちと行き会うことはありませんでした。
久しぶりに、動くHAPPYを見て、生存確認ができたことで、それだけで満足です。
いったん校舎反対側から、山の方におり、校舎を遠巻きに一周するように町道を歩いてHAPPYを探して歩きますが、やっぱり簡単に姿は見せてくれません。
いつものルーティーンのように、もう一度学校に上がってみます。
時間は午後7時半頃。
なんと、再び、校舎向こう側の空き地に、雑草に身を隠すようにHAPPYが座り込んでいるではないですか。
すぐにしゃがみ込んで今度はこちらの姿を意識させないように気をつけます。
妻の声に反応しやすいHAPPYなので、妻にもう一度来てもらおうと、何度も何度も携帯で電話をしても繋がりません。
5分ほどたって、やっと電話が繋がりました。
実は、この間、妻は妻で、ベランダに現れたぱっつんを何とか捕まえてしまおうと悪戦苦闘している最中だったようです。
私は、この間にHAPPYとの距離を最初の半分ほどまで詰めていました。
そこに妻が現れ、その姿を見たHAPPYは、すっと裏の草藪に姿を消してしまいました。
その後、その場所に近づいて探しても、人の背丈以上の草藪の中ではさがしようがありません。
それでも、
この時間帯にHAPPYは学校周辺に出てくるのか?
と期待がが持てました。
この、確実に現れる時間帯を知ることは、逃げた猫を捕まえる際にとても重要なことです。
しかし、今のHAPPYは、飼い主の姿を見ても声も聞いても逃げ出すほど、緊張を強いられている状態なのだと焦りを感じました。
そして、よりによってこんな日の夜に、今度はベランダの捕獲器に野生のキツネが捕まっていました。。。。
野良歴の長いぱっつんに野生のキツネよ。
君達は、いったいどうしてこんなものにかかるの?
キツネはあまりにも恐いので、駆けつけてくれた「ソラネコせたな」のわーこさんに逃がしてもらいました。
2023年6月17日(土)
逃走から1週間目。
これまで様々なところに設置していた置きエサの様子に変化がみられました。
家の向かい側の学校坂下の置きエサがなくなっていたのです。
また、夜暗くなってから学校のグラウンド脇を懐中電灯で照らして歩いてたところ、グラウンドの隅にある物置小屋の前で、光を反射する小動物の目が。
近づいても逃げてしまって姿は確認できたが、とにかく何かはいる!
しかし、姿を見つけたとして、捕獲器を見向きもしないHAPPYを、どうやって捕まえたらいいのだろう。
1週間がたって、心がくじけそうになった頃。
「ソラネコせたな」のわーこさんから新しい提案が!
続く