ぱっつんとの因縁〜Come back HAPPY⑤
前回捕獲器に捕らえられた地域のボス野良猫ぱっつん。
彼はこの近辺では知らない人がいないほど(ほんと?)有名な、もう何年も前から歩いている猫だそうです。
人には近づきますが、決して必要以上には近寄らず、そのくせ人の顔を見て
「にゃぁ♪」
と甘えた声で、ご飯をねだるのです。
わが家にも時々顔を見せていました。
たいてい、HAPPYが外を眺めているときで、いきなりHAPPYが
「ふぎゃー!」
と尻尾をタヌキのように太くさせて、窓の上からぱっつんを見下ろすように怒ります。
ぱっつんが移動するのに合わせて、部屋を変えて窓から威嚇しながら眺め、ぱっつんの姿が見えなくなるまで追おうとします。
なので、ぱっつんが来たとなったらすぐに内窓を全部閉めて外を見えないようにし、HAPPYの気持ちを落ち着かせていました。
去年の夏、網戸から外を見ていたHAPPY目掛けて、急にぱっつんが外からジャンプして飛びかかってきたため、網戸が外れて外に落ちました。
「やばい!」
と思った瞬間には、HAPPYは窓からぱっつん目掛けてダイブ。
二匹は一つの塊のようになって取っ組み合いのケンカをしているではありませんか。
後先を考えず、私も窓枠から裸足のまま外に飛び降り、手を出すのはためらわれたので、ぱっつんの体がこっちを向いた瞬間にキック。
ケガするほどの強さじゃなく、あくまでも引き剥がすためのですよ^^;
驚いたぱっつんが組んでいた体を剥がし、裏の畑の方面に逃げ去ると、HAPPYもあとを追うように家の裏側に走ります。
それでも、私が家の裏側でHAPPYを見つけると、HAPPYは急いでベランダから家の中に駆け込みました。
このことがあったから、私は、
「HAPPYは、外に出てもどうせすぐに戻ってくるだろう」
という思い込みがあったのでしょう。
でも、そうではなく、このときには網戸が落ちたことに危機感を覚えるべきだったのです。。。。
ちなみにこのときから私は、腰の治療で整骨院に通うはめに。。。
未だに腰のコルセットは必需品です(T_T)
「HAPPYどこ行ったんだー!」
続く