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猫が運んでくれる幸せ〜Come back HAPPY㉕
7月に入ったとはいえ、北海道の深夜ともなると道南といえどまだ寒いくらいです。
LINEで寒さ対策の連絡を取り合いますが、一人カズさんは
「おれは、半袖🤣」
わーこさんが「半袖はヤバイわ」と気にすれど、
「ぜんぜん大丈夫🤣」
と、とりあいません。
ダンボールに囲まれていると断熱効果がすごいらしいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1694930325975-wjJlz6LGv3.jpg?width=1200)
そういえば町が行った災害時の避難訓練でも
新聞紙やダンボールの使いみちを強調してました。
2023年7月5日(水)
日付が変わったばかりの0時12分、大林さんが到着したようです。
車を止める位置を確認した後、大林さんが状況を目視するのに合わせて、
カズさんも顔出しに向かい、大林さん持参の仕掛けを設置し再スタートです。
この間、1時間半ほどLINEが途切れているので、
念入りに辺りの状況を確認し、仕掛けの設置を行っていたのでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1694930326016-mjwIfBrGeM.jpg?width=1200)
1時52分の大林さんの一声からLINEの履歴が戻っています。
「坂下来るが座ってる
音消してくださいね。」
大林さんの状況報告に一つ一つ
「ルーティンですね」
「急にまた登場しますので」
などと、HAPPYになったように解説を加えるわーこさんとカズさん。
HAPPYもよく現れてくれたようで、そんなやり取りを繰り返しているうちに時間はもう4時に。
さすがにこれ以降の時間にHAPPYが出てくることはほぼないので、この日はこれで終了です。
HAPPYがこれだけ姿を現しているのに、なぜ未だに捕獲できないのか、
大林さんはHAPPYの経過心の強さも目の当たりにできたようです。
「又チャンスは有ります!
今日はお力になれずすいませんでした。
引き続きお手伝いさせて下さい。
又合間に行きたいと思います。
お疲れ様でした」
いえいえ、大林さんがいらしてくださったから、皆もHAPPYの動きを再確認できました。
次こそは!
という気持ちになることもできました。
私は寝ていましたが(TT)
そして、その後、大林さんからは、ハッピーが動き回ったコースの詳細な資料が届き、
肩書に「元」とはをつけながらも現役猫探偵としての視点の鋭さを知ることができました。
ここから3日間は、私の体調が戻らず、捕獲作戦には参加できませんでした。
なので、文章を再構築すると現実と整合性が取れなくなる恐れがあるので、
この間の出来事は、他に記録しておいた文章を表記の仕方のみ整えて、そのまま掲載させていただきます。
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7月5日(水)は、動悸が治まらず仕事も捕獲作戦も私は参加できませんでした。
「元アニマルサーチ絆」の大林さんと「ソラネコせたな」さんとの打ち合わせで、
この日は、捕獲のチャンスがあれば捕獲するけれども、
基本は仕掛けの位置の置きエサを警戒心を解いて安心して食べられるものと思わせるように見守るというものとしました。
カメラも4台に増え、情報量も多くなり、カズさんから、
「HAPPYが映ってる映像は表情まで見たいので全てアップしてほしい」とのこと。
表情や逃げ方で感情を読み取ったり、スピード感を毎度チェックすることで、
仕掛けの紐を引くタイミングや、車庫のシャッターを下ろすタイミングの勉強にしたいためとのことでした。
この時点ではまだ、日中のHAPPYはどこにいるのか掴めていませんが、
毎朝最後の映像は、坂を下りていく姿が多いことから、ある程度の目星はつけることができてはいました。
これまでのHAPPYの動きからHAPPYの動きを再考察すると、
・警戒心は強くものすごく神経質ではあるが、普通の猫に見られる警戒心とも違う
・それは、人や車にはものすごく敏感なのに、仕掛けに驚かされてもまたすぐに寄ってくるところからそう思われる
ここで家にいたときのHAPPYの好奇心の強さが当てはまってきます。
これらのことから、仕掛けは失敗しても何度でもチャレンジできると確信できました。
「カメラ設置の仕方やご飯置き場など、大林さんのアドバイスがあったから
ここまでの考えに辿り着いた気がしますね。ハッピーは必ず帰れる!」
とカズさんが自信を持って宣言。
この日はダンボール生活をやめて、カズさんもわーこさんとともに車で待機です。
と、20時過ぎにいつものとおり上から来ると思っていたHAPPYが坂下に。
この日はできるだけ安心感を与えるためと決めていたのと、
初めて昨日大林さんと顔を合わせたこともあって、LINEの内容も、いい意味で、捕まえるぞ!という緊張感が見られません。
![](https://assets.st-note.com/img/1694930325946-vgcwgrgcDv.jpg?width=1200)
なんとしてもというオーラがないことをHAPPYも察知してか、
車庫に入ってご飯を食べたりしていましたが、そのうちに黒猫まで現れて玄関のご飯を食べだします。
黒猫登場で、HAPPYはどこかに消えてしまったので、この日は22時前に終了でした。
この日の最後にカズさんの明言がありました。
「保護活動は大変なこと、悲しいことも多いけど、それ以上にたくさんの幸せを猫たちが運んでくれますから」
HAPPY捕獲まであと6夜。
続く