【痛快FLASH漫画】頑張れ!美画ちゃん【第一話】
えー皆様がた。
大っっ変、お待たせいたしました。
ご待望の「頑張れ!美画ちゃん」が日本でも読めるようになりました。
三週連続で全米No.1ヒットを叩き出し、プレ試写会では失神者続出。
モンドセレクションで金賞を受賞したキラータイトル。
「お兄ちゃん、痛くしないで!」でノーベル文学賞を惜しくも逃した(というか、作品自体を書かなかった)、キタナカヒロユ氏が渾身を込めて書き下ろした原作! 波乱万丈のストーリー!
漫画嫌いのチャーリーをして、「ワオ! コレが、ジャパニーズFLASH漫画? 実写と見分けがつかないじゃないか!」と言わしめた問題作。
ついに公開!!
という訳でね。
プレビュー詐欺が成立するかどうか、ニヤニヤしながら「枕」を書いていました。(性格破綻者)
ふざけ過ぎて成立してないよね、分かってる。
そういう風に書いている。
昭和テイスト満載の「煽り」を意識してますからね。
はいはい。
いつもの緩~い調子に戻って、まずはネームから。
あ! ネームの時点では、アホ毛がない! 初めて気づいた。口頭で「アホ毛付けると、表現の幅が広がるよねー」とか話してた気がする。
今見返したら二話もなかった。一気に二本上げたからなあ。
文字の裏移りが気になったらスイマセン……。シャーペンだったからスキャン濃度が濃くないと、見えなくなっちゃうんですよね。でも。鏡面文字の内容は、テキストベースでネーム書いてるだけなんで、クライアントに迷惑がかかることはないです。(しかも、仕上がりが10年以上前のコンテンツだから、グーグル先生でも見つからないはずです)
さて、一コマ目から。
今。気付きましたが、一コマ目をクリックして画像を表示して、右に出る「→」をクリックすれば、普通に漫画っぽく読めますね。
演出とか関係ない人は、そうやって見てみてください。捗りますよ。
まあ。設定でも分かっただろうけど、タイトルロゴが「漢字練習帳」みたいな辺りで、「お察し」ですよね。
で、2コマ目。
納品時は、台詞が出ると同時に背景がせり上がってくる演出。
一枚絵だと伝わらないんですよねえ。
そんで、動物が「ふぅん」って流す感じでFLASH担当が作ってくれました。
実は、美画ちゃんに喋らせているのは、「私が、今後出てくるであろう」と考えたR18映像作品です。
動物には一蹴されてますが……。
身長が違う二人なら、男性同士でも撮影できるから安上がり。
それにスキンさえ替えれば、色んなヴァーチャル女優さんが作れるな? とか思っていました。
ですが、二〇二〇年時点でも実現されていない。
「初期投資である機材が高過ぎる」のかも知れないですね?
そして、3コマ目。
モザイクは西暦です。
動物の底意地の悪さは、パンダ店長譲りです。
で、4コマ目。
時代を感じさせますね。
その数年後にはシルク1cの方が高くなりましたから、今の読者には嘲笑されるような内容かも知れません。
火山が噴火して、「Big News!!」って文字が落ちてきて着地するような演出でした。手探りだから、演出が少ないですね……。
で、5コマ目。
1cシルク印刷のDVD盤なんて、絶滅危惧種ですよね。
で、6コマ目。
背景のイヤ~な空気は、「ふるふる」ゆっくりと流れてきて動き続ける演出でした。
動物は、少しずつ左移動。そして、「ぴゅっ」とフェイドアウトします。
で、7コマ目。
ここから、
こう美画ちゃんの目が光ります。
納品時は、背景も徐々に上から暗くなっていく演出でした。
で、最後の8コマ目。
動物は、左右に振り子のように足掻いてる演出でした。
ちゃんちゃん。
まあ。
内容はネームで見て、仕上がりで演出を見る感じの構成になりましたね。
実は、ネームは2枚ありました。
2枚目の方に、赤い文字で「ここを動かす」みたいなFLASH担当への指示が入ってました。
ですが、如何せんコピーが薄い……。しようがなく元ネームを濃い目にスキャンしました。
当時は手探りでした。
今になって見ると、FLASH任せで自分たちはレイヤー分けをするだけで頑張ってませんね。
内容がヌルいのは、大人の事情(クライアントの意向に沿ったから)です。
それでも、ちゃんとピクチャーレーベルの問題点も示唆させているのは、私の反骨精神でしょう。あん頃ぁ若かったなあ。
二話目は、もう少し遊んで作っています。
じゃあ、次回もお楽しみに~☆
――PCのキーボードが、左シフトキーが死んでおりPHOTOSHOPのショートカットが使いにくいったらない。「コマンド+シフト+ドラッグとか、どんだけ左手が大きいことを想定してんだよ! 文字打つ方が楽だなあ。右シフトで改行するのには慣れたけどなあ。それより先に、キーボード買え! って話だよな。