「29の夜」(<現在進行系)
「俺も昔は『ヤンチャ』してたもんだよ…」。(具体的には下着ドロ)
どうも、キタナカです。
俺からすると、私の知り合いには凄っげー若い人が多い訳で。
もうね、俺自身からして。
「大人になったんだから、落ち着かなきゃ」という自覚が一向に生まれてくる気配すらないし。
困ったものです。
今でも「小学生的なバカ」ばっかやってるから、あんまし気にしてこなかったけど…。
よくよく考えてみりゃ。
俺の初精(小学四年)で子供が出来てたら、その娘は27歳ですからね。(なぜか「娘」限定)
恐らく。
知り合いの半分くらいは、俺が精通してから後に生まれた子供なんですよ。
そう考えるとスゲーな…。
「パパって呼んでもいいんだよ?」(ダンディ気取り)
っつか。
尺度が「精通」ってのも、どうかと思うが…。
俺がバカだからなのか、なんなのか?
ジェネレーションギャップみたいのは、あまし感じないんです。
俺が感じないようにしてるだけなのかな?
知識が偏ってて、一般的な話題についていけなかったのは昔からだったし。
大体、ヲタ話題でも自転車の話でも一般論でも全部バカ話題に転換しちゃいますからね。
まぁ…、単に相手が気を遣ってくれてるのかも知れませんが…。
――年下に気を遣われる二十九歳、キタナカヒロユ。
(二次元と三次元の)違いが分からない男。
少なくともね?
自分が「尊敬できる大人」像の対極に位置してることくらいは理解できてるんですよ。
…こんな俺ですからね。
だから。
「人生の先輩」的な振る舞いや扱いはキライなんです。
いや、若ぶってるんではなく、ね。
そりゃあね。
それでも、半端に人生経験は積んでるから「あれ?」と思うことは多い。
「ちょっとした違和感」みたいな。
「自分が過去の人生でぶつかってきた問題に、若い世代は現在進行形で苦しんでいる」
ということ。
それを「人生の先輩として助言してあげる」のが、先達の務めなのかも知れないけどさ。
俺。
説教臭いの、嫌いなんだよね…。
そういうのは、「大人」に任せたい。
当時の俺だってね。
他人に助言されたら「説教されたないわ!」って言うと思う。
「いつまでも子供! 便利!」(女湯に入り込もうとして通報されながら)
ぶっちゃけたとこね。
現在の俺は、その延長上にある悩みや問題に頭を抱えてるってのに。
「他人の悩みを聞いて的確な助言する」なんて、「器」じゃないわ正味。
そもそも。
個人個人の問題ってケースバイケースなんで、答えなんか無いしさ。
他人のケースに自分を重ねるのも失礼な話だと思う。
それは欺瞞だと思う。
例として、「イジメ問題」一つ取ったってね。
「殴られてもイジメられてると思わない」子供がいる。
片や、「クラスに友人がいないだけでイジメられてると思う」子供もいる。
そんなもんじゃないかな?
そんなのを想像で助言されたって、嬉しくないし逆に迷惑じゃないかね?
結局は。
・自分自身のアイデンティティに苦悩し
・つまらない色恋で一喜一憂し
・自暴自棄になって、ギャンブルに溺れ
・(かなり破天荒な)夜遊びが過ぎて性病を伝染され
・酒や薬(要処方箋)を飲んで、仕事に支障をきたしてみて
・ワケの分からん業界に転職して、友人をほとんど無くして(転職が原因ではないが…)
・それでも、なんだかんだで周りの人たちに支えられながら生きてる
※あ。この表現はフィクションです。特定の人物・団体等とは一切関係ございません
そうやってさ。
なけなしの「現状肯定主義」を総動員して、いつだって「今が最高!」と言ってみせる。
それでも上手くいかず、苦悩しながら進んでくのが「人生」。
…そして。
その一つ一つの事象に、後付けで自分なりに理由を付けていく――。
誰の世界だって、上滑ってるし空回ってる。
それに、さ。
自分で「意味付け」しないと意味が無いんだよ、きっと。
他人さまには、好きに言わせておけばいい。
いくら「無駄だ」と言われたって、自分にとっては「かけがえの無い時間」だからね。
――などと、年寄りらしく説教をして「本末転倒」を語ってみるテスト。