【初めてのAWS】セキュリティの不安を緩和するには_⑤

AWSを初めて利用する皆さん、日々の業務お疲れさまです。
初めてのAWS移行プロジェクトに苦労されていたり、日々の運用に四苦八苦している方も多いのではないでしょうか。

そんな皆さんの悩みに少しでも寄り添い、AWSの運用をスムーズにするためのヒントをお届けできればと思います。ぜひ、この記事を参考にしていただき、今後の業務に役立ててください。

もしAWS上で不審な操作が行われたら、、

AWS運用管理者にとってセキュリティの課題は尽きないものです。たとえば、AWS上で通常とは異なる怪しい操作や不審な操作が行われたときに、素早く検知したいと思いませんか。そんな通常とは異なる怪しい操作を検知してくれるセキュリティサービスを紹介します。


『CloudTrail Insights』


CloudTrail Insightsとは

CloudTrail Insightsは、AWS CloudTrailの機能の一部であり、セキュリティインシデントの早期検出と調査を支援するためのサービスです。以下に初心者の方に分かりやすく説明するための3つのポイントを示します。

3つの特徴

CloudTrail Insightsには、3つの大きな特徴があります。

  1. 異常な操作の検出とパターン分析

  2. 自動アラートと通知

  3. セキュリティ調査と可視化

ひとつひとつ見ていきましょう。

  1. 異常な操作の検出とパターン分析: CloudTrail Insightsは、CloudTrailログに基づいて異常なアクティビティやパターンを検出します。例えば、特権ユーザーの不正な操作、通常とは異なるリージョンへのアクセス、不審なIPアドレスからのアクセスなどを検出することができます。この機能により、セキュリティインシデントや不正行為の早期検出が可能となります。

  2. 自動アラートと通知: CloudTrail Insightsは、異常なアクティビティやパターンを自動的に検出し、該当するアカウントに対してアラートと通知を送信します。これにより、異常な活動が検出された場合には、すぐに適切な対応措置を講じることができます。アラートや通知は、Amazon Simple Notification Service(SNS)やAWS Lambdaなど、さまざまなサービスに送信することができます。

  3. セキュリティ調査と可視化: CloudTrail Insightsは、セキュリティ調査をサポートするために、異常なアクティビティの詳細な分析と可視化機能を提供します。異常なアクティビティの特定に役立つフィルタリングやクエリ機能を利用して、調査を行うことができます。また、統合されたダッシュボードや可視化グラフを使用して、異常なアクティビティの傾向やパターンを把握することができます。


最後に

CloudTrail Insightsを使用することで、セキュリティインシデントの早期検出と調査を行うことができます。異常なアクティビティやパターンを自動的に検出し、アラートや通知を受け取ることで、セキュリティへの対応が迅速かつ効果的に行われるようになります。また、詳細な分析と可視化機能により、セキュリティ調査をより効果的に行うことができます。これにより、AWS環境のセキュリティを強化し、潜在的な脅威に対処することができるようになります。
セキュリティ対策のひとつとして設定の検討をしてみましょう。


参考


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