【初めてのAWS】コスト管理術_①

AWSの利用料を把握する

AWSを初めて導入する際には、コスト(利用料)について気になることが多いですよね。いくら支払いが発生しているのか、無駄な支払いがないか、節約できるポイントはないか、といった点は誰もが気になると思います。
今日はAWSのコスト(利用料)を把握するためのサービスを紹介したいと思います。


『AWS Cost Explorer』


Cost Explorerとは

Cost Explorerは、AWSのコストおよび利用状況を可視化し分析するためのツールです。初心者にも分かりやすく説明するため、以下に3つのポイントを紹介します。

3つの特徴

Cost Explorerには、3つの大きな特徴があります。

  1. コストの可視化

  2. コストの分析とフィルタリング

  3. 予測機能

ひとつひとつ見ていきましょう。

1.コストの可視化: Cost Explorerは、AWSアカウントのコストと利用状況を可視化し、理解するためのツールです。さまざまな観点からコストを表示できます。例えば、日別、週別、月別のコストトレンドをグラフやチャートで表示することができます。また、コストをサービスやリージョンごとに分類して表示することも可能です。これにより、どのサービスが最もコストを消費しているのか、どのリージョンがコストの主な要因なのかを把握することができます。
※下記の画像は、Cost Explorerのホーム画面で、今月のこれまでの利用料と月末までにかかる予測利用料が表示されています。

2.コストの分析とフィルタリング: Cost Explorerは、コストを分析し最適化を検討するための機能も提供しています。フィルタリング機能を使用して、コストデータを詳細に分析することができます。コストの構成要素やリソースごとのコストを把握することができます。また、特定のタグや時間枠に基づいてコストをフィルタリングすることも可能です。これにより、特定のリソースやプロジェクトのコストを追跡し、必要な情報を得ることができます。

※下記の画像は1ヶ月(2023年5月)の利用料をAWSサービス単位で表示しています。どのサービスがいくら使ったか把握できますね。

3.予測機能: Cost Explorerでは、過去のコストデータや利用パターンを分析して、将来のコストの見積もりを行うことができます。
予測機能を活用することで、将来のコスト見積もりや予測に基づいた予算計画などが可能となります。


最後に

Cost Explorerは、AWSアカウントのコストと利用状況を可視化し、分析するための強力なツールです。コストの可視化や予測、最適化、詳細な分析などを通じて、AWSのコスト管理をより効果的に行うことができます。
これにより、予算管理やコスト削減のための意思決定をサポートし、効率的なクラウドリソースの活用が可能となります。
積極的に活用してみましょう。

参考


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