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日本企業の復活力

文春新書「日本企業の復活力 コロナショックを超えて」という本を読んだ。

新型コロナウィルスが収まったポストコロナの時代、日本企業は国際的にさらに強くなっていく可能性をもっている。
…という内容。国際大学学長の伊丹さんによる最新刊である。

これは前向きにしてくれる本。

新型コロナウィルスによる災いを、マイナス点をみるだけでなくて、プラスの力に変えるチャンスとして捉えるという発想が素晴らしい!

私も、かくありたい。

ちなみに、この1年から2年の間の企業行動がポストコロナ経済の分水嶺を決めるらしいので、企業家の皆様にはビジネスチャンスを逃さずに日本経済を躍進していただきたいと思います。

バブル経済が崩壊して30年。

景気が良いとはどういうことなのかを体感できなかったポストバブル=ロストジェネレーション世代がすっかり中年になりました。

私もロスジェネ世代。

受験戦争をやっとくぐり抜けたその先には就職氷河期が待っていた。

戦争と氷河期を生き延びたサバイバー!
めっちゃ強そう。

やっと入った就職先はブラック企業。

このままでは過労死すると、転職を試みるものの、小泉政権による聖域なき構造改革で派遣社員になるしかない。

お金もないし、家族も持てず、キャリアを積む事ができなかった。

私もそんな人のひとり。
貧乏クジを引きまくった世代ど真ん中である。

世の中に対する愚痴は山ほどあるのだが、そんな時は大正時代後期から昭和一桁世代生まれの方々を思って反省する。

その世代の多くは戦死されている。
運良く生き残った方々も焼け野原の中、青春時代を過ごされてきた人ばかりだ。

私たちの世代は平和な時代に暮らし、自由を謳歌できる。

政府に死んでこいと言われないだけ、まだマシであると

私達は大器晩成世代に違いない!
そう思う事で自分を宥めている。


ポストコロナ時代は、どんな世の中になるのだろうか。

私はこの本を読デモ、不安より楽しみの方が多くなりました。

高く飛ぶためには、
思いっきり低くかがむ必要が
あるのです。   by 山中伸弥

バブル崩壊から30年間、低くかがんでいた日本企業がジャンプするきっかけになるんじゃなかろうか。

映画「シン・ゴジラ」で赤坂さんが、「スクラップ&ビルドで
この国はのし上がってきた。
今度も立ち直れる」
っていってたじゃんね!

見せましょう、日本の底力を!


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