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星野源さん、おめでとうございます

星野源さんが新垣結衣さんと結婚した。とてもめでたい。

SAKEROCKの源ちゃんが、「恋空」のガッキーと結婚している世界線に私たちは生きている。
ほんと人生は何が起こるかわからない。愉快痛快!

10年前は、2人が結婚するなんて思いもしなかった。

2011年3月、東日本大震災が発生した月に、星野源さんメジャーデビューシングル「くだらないの中に」はリリースされた。

当時、勤めていたFMラジオ局のパワープレイも「くだらないの中に」だった。

次から次へと入ってくる震災がらみの悲しいニュース。
原発事故が起こり、日本も自分もこの先どうなるのかわからない不安の日々。

そんな灰色な毎日に「くだらないの中に」はそっと寄り添い、傷ついた心を慰撫してくれた。

髪の毛のにおいを嗅ぎあって
くさいなあって ふざけあったり
くだらないの中に愛が
人は笑うように生きる

東日本大地震によって、愛する人たちと暮らせる何気ない日常が、何よりも尊くかけがえのないものだということを実感したという人も多いと思う。
私もそのうちの1人だ。

優れたアーティストによる作品は、時代を映し出す鏡だという。

この曲を震災が起こる前に作った星野源さんは本当に凄い。

歌詞といい、曲調といい、
あの時、この曲は日本にとって必要な楽曲だった。

くだらないほどの日常の素晴らしさを謳ったこの曲がラジオから流れ、多くの人の心を癒してくれた。

戦後の流行歌「りんごの歌」のように。

いつも以上に国民がラジオを注意深く聴いていた2011年3月に「くだらないの中に」をリリースした事が、星野源さんの認知度を高めた事も間違いないだろう。

あの年の街灯が消えた真っ黒な駅前通りの空気感と共に、私はこの曲を一生忘れる事はないだろう。

その後、2度にわたって命にかかわる大病から生還した星野源さんは、生きている事の喜びを歌い、国民的ポップスターとなる。

俳優としても大成し、ドラマでの共演をきっかけに国民的女優と結婚。

いじめ、命にかかわる大病という絶望の中にも希望の光は潜んでいるという事を星野源さんの人生は教えてくれる。

美しい伴侶を得て、

「そして2人はいつまでも幸せに暮しましたとさ。」

お伽話の主人公のように、
いつまでも末長くお幸せに‼︎

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