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コンピュータおばあちゃん 第一話

パソコンまわりにトラブルが生じると、頭に浮かぶ曲がある。

コンピューターおばあちゃん
コンピューターおばあちゃん
イエイ イエイ ぼくは大好きさ〜

みんなのうたの「コンピューターおばあちゃん」という曲である。

明治生まれ女子であるおばあちゃんは、英会話をたしなみ、算数、国語、社会、何でもどんとこいの才女である。英会話も得意らしい。

あまりの博学ぶりに「コンピュータおばあちゃん」と孫にニックネームをつけられるほどの賢人である。

歌と一緒に流れるアニメではコンピューターを操っている姿も確認できる。

この曲が産まれたのは、Wikipedia先生によりますと「ジョブズがMacintoshプロジェクトに参画を宣言した年」だとか。

当時、日本でパソコンを活用しているのは、本当に一部の人だったのではなかろうか。

そんな昭和にコンピューターを華麗に操っているのが「コンピューターおばあちゃん」である。

ばあちゃん、凄え!

そんなコンピューターおばあちゃんの人生に想いを馳せる。

娘時代〜結婚生活

明治時代に、エンジニアとしての天賦の才をもって産まれたコンピューターおばあちゃんは、溢れる向学心を抑えられずに「女には学問なぞいらん」という父親とたびたび衝突する。

しかしコンピューターおばあちゃんはめげずに進学する道を選ぶのだ。

当時、高等教育を受けた女性の就職先は限られている。

おばあちゃんは医者か学校の先生になる道しかなかったに違いない。
戦前の事である。
女性がエンジニアになるという発想も無かった

そう、おばあちゃんはエンジニアにはなれなかったのだ。

だが、ひょんなご縁でエンジニアの男性と恋に落ち結婚。

家で設計図を引く旦那の助言をした事だろう。

伴侶を得て子宝に恵まれるのだが、日本は第二世界大戦に突入。

仕事、子育て、戦火に追われ日々を過ごし終戦を迎える。

戦後〜コンピューターとの出会い

コンピューターおばあちゃんは英会話が得意の事から、戦後は家族で渡米したのではなかろうか。

おそらく夫の仕事の都合でアメリカに渡ったのだと思う。そのタイミングで仕事も辞めたのではないか。

自由の国アメリカでおばあちゃんは、夫の仕事を通じてコンピューターという存在とはじめて出会うのであった。

続く

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