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「あなたのため」の裏にある思い
「あなたのことを思ってやってあげたのに、その態度は何なんだよ!」
こんなふうに怒りを相手にぶつけてしまった経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?一見、相手を思いやっての行動のように見えますが、少し立ち止まって考えてみると、その行動が本当に相手のためだったのか疑問が湧いてきます。
実は、ボクたちが「相手のため」と思って行動している時、その多くは他人の価値観、つまり他人軸で動いていることがあります。感謝されたい、認められたいという欲求が心の奥底にあり、その欲求を満たすために行動しているのです。そういう場合、自分自身は気づかないまま、相手に対して見返りを期待してしまっていることが少なくありません。
怒りを相手にぶつけてしまう人は、「自分は感謝されて当然だ」と無意識に感じていることが多いです。この感覚がどこから来るのかを深掘りしてみると、自分が他人軸で生きている証拠だと気づくかもしれません。他人の評価や反応に過剰に依存してしまい、自分の行動が本当に自分の価値観に基づいたものなのか、見失ってしまっているのです。
たとえば、ボクたちが誰かのために時間を割いて助けてあげたとしましょう。その相手が感謝の意を示さなかったり、思ったような反応をしてくれなかったとき、どんな気持ちになりますか?もしかすると、「なんでこんなに頑張ったのに、感謝されないんだ?」という苛立ちが湧いてくるかもしれません。しかし、その苛立ちの根源にあるのは、他人軸で行動していた自分自身への気づきなのです。
ここで、もし自分軸に立ち返ることができたらどうなるでしょうか?まず、貢献できる相手がいるということ自体が、すでに恵まれた状況であると気づくことができるはずです。他人の価値観や反応に左右されることなく、自分自身が正しいと思う行動を取り続けることができるようになります。
自分軸を持っている人は、自分が本当に相手のために行動しているのか、それとも自分を満たすために行動しているのかを冷静に見極めることができます。そして、もし自分を満たすための行動だと気づいたなら、それを自覚し、相手から期待した反応が得られなくても納得できるのです。なぜなら、その行動は他人に依存せず、自分軸に基づいて選んだ結果だからです。
他人軸で生きていると、常に他人の反応に敏感になり、ちょっとしたことで心が揺さぶられてしまいます。他人にどう思われているのか、他人からの評価がどうなのかを気にしすぎて、自分の行動に確信が持てなくなるのです。
一方で、自分軸を持っている人は、自分の価値観に従って行動し、他人の評価や反応に左右されることなく、自分の選択に責任を持つことができます。
この違いは、日々の行動や心の在り方に大きな影響を与えます。自分軸で生きることで、他人に対する期待や依存が減り、結果的に人間関係もより良いものになります。自分自身の価値観を大切にし、それに基づいて行動することで、他人の反応に対する過剰な期待や不満を感じることなく、穏やかな心でいられるようになるでしょう。
他人軸から自分軸へとシフトすることができれば、あなたの人生は大きく変わるでしょう。他人に依存せず、自分の価値観に基づいて生きることで、もっと自由に、もっと自分らしい人生を歩むことができるようになります。まわりの反応に振り回されることなく、自分の選択に自信を持ち、満足感を得られるようになるのです。
今こそ、自分軸で生きることを意識してみてください。それは、あなたが本当に望む生き方を手に入れるための第一歩になるはずです。