ddptx治療4クール パクリタキセル
※ネガティヴなレポートです。
副作用の出方には個人差があります。
AC療法と同じく、2週間に一度、4クール。
月曜日に抗がん剤投与、水曜日にジーラスタ注射がセット。
吐き気や倦怠感は、ジーラスタ翌日くらいで回復した。
吐き気は恐らく「パブロフの犬」って奴だと思う。
未だに病院に着くと『うっぷ』となる。
恐ろしい。
手のひらと足の裏に痺れが2回目くらいから出てしまった。
これが地味に辛い。
感覚が無い。いや、有るんだか『面』での感覚がなくて『点』で痛い。
プルトップやペットボトルが開けらない。
ファスナーの開け閉めがキツい。
全力疾走ができない。
足の感覚が鈍く、よくコケる。
そして復活しない。
これ、やる気をかなり吸い取る。
人は(私の場合だが)気力を失うと危ない。
精神的に結構追い詰められた。
『もう辞めたい』
痺れ予防に冷やすとか着圧ソックスを履いたり、色々試してはみたが、対して効果もなく途中で諦めてしまった。
この時期、諦める事が増えた。
今まで普通に出来たことができなくなって、自分の世界が凄く狭まった。
世の中から、世間から取り残された気分。
ひとりぼっち。
最後まで一生懸命しがみついていた同志(毛)も呆気なく戦線離脱していった。
『あ、これヤバイ』
口数が減りお酒の量が増えた。
このままではマジでヤバい。
何とかやる気を奮い立たせ、シャワーだけで済ませていたのを湯船にちゃんと浸かるようにした。
寝る前にアロマオイルでマッサージをした。
日課の犬の散歩を15分から30分に増やした。
くだらないゴシップ記事をみた。
パンタのインスタをただただ見まくった。
笑う。
泣く。
何も考えない。
4クールを終えた後、急に自分を取り戻した。
ゴールが見えてきて、まさに光がさしたように。
気持ちって本当に大事だ。
回数を重ね、薬の蓄積にともない副作用もキツくなった。
それ以上に精神的なストレスがきつかった。
ストレスに敢えて立ち向かわず、自分を思いやって甘えさせて労って。
頑張った。