福岡→徳島→大阪→鳥栖の旅
こんな日程を組んだら、数日後高熱出して寝込むはずだわ。
しかも、3月上旬という寒いのか、暖かいのかよくわからない時期に
薄着して、さらに言うと暖かいお風呂に入ることをしないで
夜行バスに乗るとこころとからだがおかしくなってしまう。
16年前のお話、まだ愛媛FCを気にしていたころ、シーズンの開幕が
土曜日開催の徳島との四国ダービー、日曜日は鳥栖スタジアムで
鳥栖対福岡の九州ダービー、どちらも行けるよね、と日程を組んだ。
まず金曜日夜に北九州からオーシャン東九フェリーで徳島に行き、
鳴門の競技場で試合を見たら大阪行きの高速バスに乗って、阪急梅田から
西鉄の夜行バスで福岡、一度家に戻ってお風呂に入って休んで電車で鳥栖。
そう決めて、試合の入場券と船、バスの手配を行い、行く当日になった、
けれども、体と心が重たい。
そりゃそうだ、暖かい天候と寒い天候がかわるがわる訪れる状況で
薄着すればいいのか、厚着すればいいのか判断に迷う状況であわただしく
動き回って汗をかき、体が冷えた状態で遠くに行くのだから。
船に乗る前にご飯を食べて、あとはゆっくり休もうと思って、
現実にそうしようとしたら、ちょうど食事の注文取りがやってきて、
お弁当を食べますか、と聞いてきた。
ある程度おなかいっぱいで、弁当のキャパシティもあるかもしれない。
けれども休みたい、がだ、取りに来てくれる人の苦労を考えると
注文して食べてしまう。
ご飯を食べた後はお風呂に入り、横になり、またお風呂に入り、
横になり、の繰り返しをしているともう徳島。
徳島駅からバスに乗って鳴門の競技場、煮え切らない試合を見て、
高速鳴門のバス停に近い市内バスの便を走りながら探して、高速バスに
何とか間に合って、高速道路から夜のUSJを眺めて梅田に着き、
汗でざらざらになったまま夜行バスに乗り、脳が疲れているからかも
しれないが、ものすごく嫌な夢を見て福岡に着き、家に帰って
お風呂に入り、ゆっくりする暇もなく鳥栖へ、誰も変なことをせず、
呉越同舟で試合を楽しめた最後の状態を感じて家に帰る。
その翌日、仕事をしてなんかスイッチ、というかヒューズが落ちると
いきなり39℃台の高熱が出て、数日間寝込んでしまった。
こんなこと、今までの自分ではなかったのに。
なんかなぁ、無理に無理を重ねるとこうなってしまう。