テリハハウス日記(2022-23第11回-5)
自分が行った会場に関する比較検討の回の5回め。
まずはじめに自分が持っている比較のポイントは
公共交通機関を使って行くことができるか、少なけれれば
その他の手段をクラブが提供しているか?比較的安価な料金帯で座ることのできる椅子の質はどうなのか?
試合の勝ち負けだけが楽しみにならないような工夫がなされているか?
この3点を、今回は完成したてのSAGAアリーナについて話してみよう。
公共交通機関を使って行くことができるか、少なけれれば
その他の手段をクラブが提供しているか?
今までバルーナーズが使っていたSAGAプラザという体育館の
ほぼとなり、高速バスでいうとSAGAサンライズパーク北から
いっこ佐賀駅よりのSAGAサンライズパーク(市文化会館前)で降りる。
目の前に広がる大階段を歩いて「栄光橋」を渡ると
・・・よく、まあ、えらいものを建てたなぁ、と驚き、感心するしかない
偉容を見せて、存在している。
2024年の北部九州インターハイと佐賀国スポの主会場として、
屋外水泳場を屋内水泳場に、陸上競技場を誰にでも親しめる
「広場化」し、九州最大の興行に特化した箱をおっ建てた。
興行に特化した、とはいえ、展示コーナーには県スポーツの強化プランや
前シーズン分の県スポーツの成果・結果を示すパネル展示がある、という
県立体育館のいち機能がかすかに残っている。
比較的安価な料金帯で座ることのできる椅子の質は
どうなのか?
次は、椅子について話をしてみる。
箱自体の列編成はコート周り長辺1列・短辺1列編成。(来シーズンは未定)
そして下層スタンド長辺21列・短辺22列に上層スタンド長辺4~8列・
短辺8列編成。
そして壁も床も、椅子もみんな黒一色のブラックボックス。
椅子自体は布張りで座面と背面が分かれている2ピーススタイル。
カップホルダーは付いているが肘掛けが収納式でも存在しない。
肘掛けがあるといわゆる「特定観客」とのいざこざが少なくて済む。
おまけに、2列に一つづつWi-Fiスポットがあるのも九州では初めて。
けれどもNTTの都度ログイン式のシステムが使いやすさを削っている。
試合の勝ち負けだけが楽しみにならないような
工夫がなされているか?
一応今回は仮オープン、コート周りはSAGAプラザに倣いアリーナ備品の
椅子を使用、来シーズンはSPEC社製の椅子となにか仕掛けをするために
下層スタンドの前3列を沖縄アリーナのように出さず、コート周りを増やすのか、よくわからん。
しかし仮オープンでも音と光の演出、そしてたくさんの観客が作る
「集団プレッシャー」が半端なかった。
食べ物や飲み物の売店も少ない、メニューも少ない、おまけに高いけれど
開場前に栄光橋下にあるカフェやローソンで何かを買って、晴れていれば
栄光橋には座って休憩できる場所がたくさんある、そこで何か食べながら
開場までのひとときを過ごせばよい。
バルーナーズ、新箱効果をうまく使ってB1に上がることができた。
つぎはB1で客を集めながら戦い続けることができるか?