死の淵からの復活!
<自分は世界に一人しかいない>
実は幼少期に考えた事がありました。
世界に自分という人間は、たった1人しかいない。
何か自分にしか出来ない事があるはずだ!
それを知りやりたい!
学生時代、通学電車の中でサラリーマンの方々を見ている時、当時の自分には死んでいるように見えました。
朝から疲れ果てた表情で会社に行く。この人達は何が楽しくて生きているのだろう?と冷めた目で見ていました。
しかし、自分も社会に出たら全く同じように朝から疲れていました。
そして、病床の中で、幼少期に考えていた事を思い出したのです。
世界に1人しかいない自分。僕にしか出来ない事をやり遂げたい。
使命を知りたい。僕はいったい何の為に生まれて来たんだ!!
そして、前回登場した哲学者であり聖者の方の本を読みあさりました。
そこでのその方と師匠とのやり取りを読んで僕の人生は完全に使命へと向かうようになったのです。
病気で死にかけていたその方に師匠が言うのです。
「お前は世界一の幸せものだな。」
その方は、怒って反論します!「なぜ、こんな状態なのに幸せなんですか?」
師「お前は神様に何か頼み事をされて生まれたんだ。
お前は会社の社長だっただろう。もし、社員が頼んだ事をしなかったらどうする?」
哲「グビにします。」
師「そうだろう。そうしたらお前の一存でその社員の人生は露頭に迷い狂ってしまうかもしれない。下手したら死んでしまうかもしれないだろう。」
哲「はい。そうですね。」
師「お前は神様に頼み事をされたのに、まだなにもしていない。それなのにこうやって生きている。お前は世界一の幸せ者だ!」
これを読んだ瞬間に僕は本を置き大声を出して泣き続けました。
今でも、この感動は忘れません。
自分と重なったのです。僕もまだ何もしていない。
使命を知りたい!使命をやりたい!
世界に1人だけの自分にしかない自分の使命を生きたい!
それから、生き方が変わりました。
そして、2つの事を思いつきました。
全人類を救いたい。たった1人を救いたい。
矛盾する思いですが、何故かこの2つの事を強烈に思うようになりました。
自分のこの思いを現実化させる為には、方法論ではダメだ。
方法論を超えた方法がないと全員なんて無理だ。
必ずあるはずた。一瞬で変われるものがあるはずだ!
生まれて初めて自分の中から湧き上がる思いでした。
まだ、体は思うように動かなかったですが生きる目的を持った自分には以前ほどの不安や恐怖がなくなりました。
一瞬で変われるなんて、根拠もなにもないのに出てくる強烈な思いを信じて探しました。
一瞬で変われる。あるはずだ!僕がこれだけ思うのだから絶対あるはずだ!
しかし、いくら探しても全く見つからない。
それどころか、気配すらない。
ないのかな?あるはずなんだけどな。
やっぱり、このまま一生終わるのかな?
もう、どこにも行く所がないな。
どこに行っても僕の探しているものは見つからない。
もう、諦めよう。
そのしばらく後に僕の人生はイキナリ大変革を起こしたのです。
次回に続く