笑顔に隠された力。
Ted talksより笑顔に隠された力 ロン・ガットマンをシェアします。
"笑顔いること"というのはいろんな場面で大切にされています。
人と話す時や病気の進行を抑える力だったり、
そんな力を持っています。
今回のスピーカーのロン・ガットマンさんは
子供の頃、スーパーパワーに憧れていました。
でも、大人になってから得られないと分かるともっと役に立つ真実を求めて科学を求め旅にでました。
カルフォルニアの学校であるUCバークレーが30年間行った研究では
卒業写真の笑顔を測定し、その後の生活の充足度を測りました。彼が偶然見つけたオバマ大統領の笑顔はまさに成功者の笑顔だったのだそうです。
他にも似たような研究をウェイン州立大学が行っており、それは1950年代以前のメジャーリーガーのプロ野球カードの顔写真と彼らの寿命を関連付けた研究でした。 笑顔で写っていた選手の平均寿命が80歳だったことに対し、笑顔でなかった選手の平均寿命は72.9歳だったそうです。 こんなにも違うとは、驚きです。
人間というのは子宮の中にいるときから微笑んでいるのだそうで、生まれた後も寝ながら微笑み続けるのだそうです。更に人間の声を聞くともっと微笑む傾向にあり、「笑顔」は人間が生まれもって備えているものなのです。
大人になればなるほど笑顔になる回数が減ってしまう、という事実があります。子どもはなんと一日に400回も微笑むそうですが、大人になると20回微笑むか微笑まないかと言う人も多く、5回以下と言う人も全体の1~2割いるのです。
ではなぜ笑う事が少なくなった今、笑う事がこんなにも大切だと彼は唱えているのでしょうか? 長生きや成功の他にもたくさんの理由がありました。
まず、ダーウィンは「種の起源」で”表情フィードバック仮説”というものを書き上げました。そこには笑顔の特性がしっかりと記されていました。 笑顔というのは気分が良いときに出るだけではなく、微笑むという行動が気分を向上させる、という効果もあるのだということでした。
このダーウィンの説はのちにドイツの研究者によって裏付けられ、笑顔は脳内で喜びを誘発するものだということが分かったそうです。 イギリスの研究者はこれに関して、笑顔一つでチョコバー2000個分の(脳内で“幸せ”を生み出す)効果があるという結果を発表しました。
更に、一度の微笑みで2万5千ドルを受け取るのと同じぐらいの刺激が脳内に起こるのだそうです。 実際に自分が微笑むことで25000ドルをゲットした気持ちにはならないかもしれませんが、脳内ではそのような刺激が起こっているのですね。
チョコレートを食べても同じように脳内で刺激が起こることが分かっていますが、毎日チョコレートを食べるのと、毎日微笑むのではどっちが簡単でしょうか・・・・ しかも、笑顔はチョコレートを毎日食べることより健康的です。血圧を下げる効果もあるというのですからなおさらです。
そしてなんといっても、笑顔の人を見て悪印象だな、と思う人がいるでしょうか。他人に好かれやすくなるのはもちろん、親切に見えたり、能力がある人だと思わせられるという事をペンシルベニア州立大学が研究で明らかにしました。
チョコレート食べる並みの刺激って脳は不思議ですね。
笑顔の大切さを改めて感じました。