人を助けることで幸せになる。
Tedから エリザベス・ダンさんの人を助けることで幸せになる という動画の内容を一部抜粋してシェアさせていただきます。
寄付など具体的にお金などで他人を助けることで人は幸せになるのかという研究をして、その価値や人が感じるものをメッセージしている動画になります。
●エリザベス・ダンさんの紹介
カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学心理学部准教授
カナダの心理学の新星と呼ばれてる人です。
幸福学や自己認識を専門としています。
●人に何かを与える喜び
人を助けることはやり方とても重要だとダンさんは言います。
お金を人のために使うと幸福度は高まると論文で発表しましたが、自分自身には当てハマらないと思ったそうです。
寄付をしても期待してた満足感はなかったのです。
疑問を持ったダンさんはある実験をしました。
2歳の子に黄金のクラッカーのお菓子をたくさんあげました。
そのあとクマのぬいぐるみを使い、少し分けてあげる機会を与えました。
2歳の子は自分がお菓子をもらって喜んだ時よりもぬいぐるみに渡した方が一層喜んだのです。
この気持ちは大人になっても続いていきます。
世界の20万人以上の成人を対象にした調査結果では約3分の1の人が1ヶ月の間にいくらか寄付をし、特に世界の主要な地域のすべてにおいて寄付した人は寄付しなかった人よりも幸せで本人の経済状況を考慮してもそうでした。
ダンさんはこれが人間の本能、本質なのではないかと感じたそうです。
●グループ・オブ・ファイブ
カナダの制度で誰でもカナダ国民5人集まれば難民の家族を私的に支援してもいいというものです。
そして、難民家族の1年間生活できる資金を集めてれば迎い入れることができます。
このプログラムのいいところは単独ではないところです。
人は自分が助けているとの繋がりを実感し、相手の生活にもたらされる変化を思い描くことができた時、与えることの効果は上がります。
この制度は40年間カナダという国だけの制度でした。
今では他の国でも導入する動きがあるようです。
寄付したものが目に見える、行き先がわかる、価値がある慈善をすることで喜びを受けることができるのです。
人は与えることで喜びを感じるように進化してきたのです。