【肩甲骨をコントロールするメリット】
肩を痛めてしまう選手には特徴があります。
投げすぎやボールを投げた時の負担に身体がついてきていないなどが挙げられますが、今からでも防げる予防法があります。
それは「身体の使い方を見直す」ということです。
どの様な投げ方をすれば「肩に負担がかからないのか」
以下の投球動作分析をしていくことが大切です。投球フォームが変わってしまう原因としては「疲労・ケガ・更なる成長の為」などありますが、基本の土台を見直すことは大切な作業ですので一度確認をしていきましょう。
〜SSEラインを意識した肩甲骨の位置〜
上半身には肩甲骨という最も重要なキーボーンがあります。この骨の可動性や安定性によって投手のパフォーマンスは大きく変わります。
肩甲骨は身体の中心に近い位置に存在をしているので、「腕の骨(上腕骨)との連動は欠かせません」
腕を上げた時に肩甲骨も一緒に動いていきますが、この時に最も負担のかからないポジションがあります。
それが「ゼロポジション」という位置関係になります。
※肩甲骨と上腕骨のゼロポジション
肩甲骨には出っ張った骨の「肩甲棘」がありますが、これが腕と一直線の時が理想の位置関係です。
一番負担が少ないポジションになるので、投球フォームをチェックする時は必ず確認をします。
また肩甲骨は少し前に入っている状態が自然なポジションになりますので、リリースポイントも肩から少し前に出るのが理想です。
①ゼロポジションを確保する
②肩甲平面(自然なポジション)でリリースする
長身の投手やより角度のあるボールを投げようと意識をするあまり「ゼロポジションから外れてしまう」ことが多く見受けられます。
この場合には身体の軸を保ったまま傾けてあげると、リリースポイントは上がりますので「体幹の安定性」も重要になってきますね。
やはり理想の体幹は軸の確保が先ず欲しい所ですので、自分に必要なトレーニングはしっかり行っていきましょう!