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ピッチャーを経験している選手はよく「肘から出せ」とフォーム指導で言われていたと思います。

動画分析などで見ると「結果的には肘から出ている」のですが、これはあくまでも「身体のしなりによって生み出せれるもの」です。
指導の仕方にもよりますが意識的に肘から出そうとしてしまうと、「腕だけで投げる癖がついてしまう」ので注意が必要です。


〜肘は出しているものではなく結果的に出てくるもの〜

実際に投球動作において「腕がどの様な動き」をしているかを説明していきます。

バッティングでもそうですが、スポーツの動作は「身体全体を使って動かす」のが基本となります。それによって全身の筋肉を連動させながら使う事ができ、効率の良い筋パワーを発揮する事ができます。

野球においては「身体を捻る動作(捻転)」が非常に重要となっていきます。それができるとしなりが生まれて肘や肩に対する負担が格段に減ってきます。

細かくいうと体幹部分から動きは始まります。

骨盤→脊柱→胸郭→腕

この流れで身体が使える事が大切になってきます。


〜練習方法(フィジカルトレーニング)〜

腕をしならせる為には、「脱力」をしていなければいけません。脱力投法とはこの事ですね。
その後に「体幹を使いながら腕のしなり力(腕を振るスピード)」を高めていきます。このトレーニングは肩のインナーマッスルも鍛える事ができるので、手投げのピッチャーにはおすすめです。


①腕の脱力トレーニング
②体幹を使った腕のしなりトレーニング

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