【シンスプリントの原因と直し方】
今回は運動時に発症しやすい「シンスプリント」についてお話をします。
子供から大人まで幅広い発症と、一般からアスリートまで競技レベル問わず起きやすいのがこのケガの特徴となります。
直ぐに治るものもあれば、数年単位で時間がかかる症例もあるので予防と対処がとても大切になってきます。
〜シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは?〜
発症箇所としては主に「脛骨の内側下方3分の1」に圧痛を感じやすいく「ズキズキ」するような痛みを伴います。特に激しい運動をしている人になりやすく、コンクリート上でのランニングをしている人も発症の傾向があります。
「骨膜炎」になるので、周辺筋肉の拘縮が原因で「筋膜が引っ張られ、骨膜が剥がされる」ことによって痛み(炎症)が起きてきます。
急発進や急ブレーキを繰り返すようなスポーツ(サッカーーやテニス)でも症状が現れやすいです。
また疲労骨折が起きている可能性もある。
〜シンスプリントの症状とは?〜
・運動時に脛骨内側下方に「ズキズキ」が伴う
・ひどくなると安静時にも痛みが発症する
・指で押すと「圧痛」や「熱感」がある
・たまに膨張(腫れ上がる)
〜シンスプリントの原因〜
シンスプリントの因子には主に下記が挙げられる。
1、コンクリートなどの硬い路面を走る
2、踵骨(かかとの骨)の外反作用増大
3、周辺筋肉の柔軟性低下(腓腹筋・ヒラメ筋・後脛骨筋)
4、アーチの低下による扁平足
5、臀筋群と大腿筋の筋力低下
※腓腹筋・ヒラメ筋・後脛骨筋
〜治療方法〜
基本的には柔軟性が低下している筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋・後脛骨筋)のストレッチやマッサージをする。痛み軽減だけであれば周辺筋肉の柔軟性向上で解決できるが、「難治性シンスプリント」といって、中々治らない人も存在する。これは炎症に伴い「血管の増殖」によって治りづらいものと考えらてれている。
しっかりと休める期間を作らずに運動を続けていると、このような障害を伴いやすい。疲労骨折の場合に安静が必要である。
また「足底アーチ改善」のトレーニングや増殖した血管を減らす「運動器カテーテル治療」という最近行われている治療もある。
運動を続けなければいけない状況の時はテーピングを使用するが、その際は「踵骨を内反させること」や「骨膜と筋膜を引き付けること」に着目した巻き方が必要である。
〜ケガリスクを圧倒的に減らす「股関節の使い方」!!〜
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