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【投手に必要なフォースカップル作用】

今回はピッチング動作に必要な肩関節の動き「フォースカップル作用」についてです!

肩を使う動きのあるスポーツは必要ですが、特に野球のピッチャーは「速いボールを投げる」・「肩痛の痛みを予防する」など多くのニーズに当てはまる身体の部位になるので、トレーニングは勿論のことケアの面でも気に掛けてもらいたい内容です。


〜フォースカップル作用とは〜

フォースカップル作用を訳すと「力・対になる」=「関節・骨格は複数の筋が共同して動きを作っている」

投球動作は捻じりを伴う関節の「回転運動」が主になってくるので筋肉の連動性という能力は欠かせません。その中でも上半身の中枢となる「肩甲骨」の動きはパフォーマンスアップや障害に大きく関わっています。

肩甲骨は上腕骨と密接に関わっていて、周辺筋肉として「三角筋」やインナーマッスルの「棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋」があります。

腕を上げたり、捻ったりする際にはこれらの筋肉が共同して動きを作り出します。どれかの筋肉が使えていなければ、「肩関節の機能異常」に繋がります。筋肉同士がお互いにサポートをし合うことで関節の動きは成り立っているのです。


〜インナーマッスルの重要性〜

元大リーガーで通算300勝越え、MLB史上最多の奪三振のノーラン・ライアンがこの重要性を解き始めました。当時ではピッチャーはウエイトトレーニングなどは主流ではなく、走り込み。投げ込みを中心に行うことでバランスの良い筋肉がついていくという考え方でした。

ピッチングコーチのトム・ハンクスと編み出した独自のトレーニングは現代でも継続されています。ピッチング動作においては害になるとまで言われていたウエイトトレーニングを取り入れて、アウターマッスル同様に鍛えるエクササイズを取り入れたことはかなり驚かれました。

この筋肉を鍛えていくことで上腕骨と肩甲骨の連結部分が安定をして「スムーズな動き」を作り出すことができます。また肩関節の安定はケガ予防にも繋がるので、選手の寿命も伸ばすことになるでしょう。

このローテーターカフ(インナーマッスル)の重要性に気付いたノーランは40歳を超えても150km/hに近い豪速球を投げ続けられたと言われています。


〜まずは肩甲骨の柔軟性から高めよう!!〜

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