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普段からジムに行っている人は片脚トレーニングの際に良くバランスを崩したりする人は多いのではないでしょうか?

一般の人であればつまづいて転倒をしたり、アスリートであれば効率的な力発揮をする為にバランス機能を向上させる運動が存在しています。

つまり全ての人にこの「バランス機能」というのはある程度持ち合わせていなければいけないものになるのです。


〜バランス機能とは何なのか?〜

バランスというと「片脚立ち」や「平均台」などを思い浮かべる人は多いと思いますが、主に下記の二つが存在します。

●静的バランス
●動的バランス

論理的に話すと、「支持基底面に対して重心を制御する能力(姿勢安定性)」をバランス機能と言います。

これらを「静止している時」「動いている時」に外力が加わった時の適応力が求められてきます。


〜高齢者の機能低下〜

加齢によってバランス機能が低下をすることは研究でも記されていますが、高齢者の場合には「神経系と筋組織」「前庭器官」の退行と変性が確認をされています。

この中でも姿勢を保持する「姿勢バランス機能」は最も低下すると言われていますが、主に下記の5つになります。

●脳幹と小脳の細胞数の減少
●下肢の筋力低下
●関節や眼筋の固有受容体の機能低下
●前庭系(卵形嚢と球形嚢)の変性
●足趾の機能低下(足関節受容器の低下)

※三半規管は「頭が回転する時の方向と速さを感知する」役割を持つ

これらが挙げられてくるが「下肢の筋力低下」は大幅な割合を占めている。実際に筋力低下によって4.9倍も転倒の危険性を上昇させるという研究もあります。


〜脊柱のアライメントとバランス機能の関係〜

人間の身体を支える「抗重力筋」の筋力低下とバランス機能の低下は相関関係がある事が分かっている。円背などの脊柱の後弯によって「バランス能力・10m歩行時間・3分間歩行距離」の能力が全て低下するというデータもあります。


〜その他のバランス機能低下の要因〜

必ずしも前庭器官(卵形嚢・球形嚢・三半器官など)だけがバランス能力低下の要因となっている訳ではない。例えば「視覚情報」の機能低下も要因となっている。深部受容器からの情報不足を視覚から得ようとするのである。80歳を超えてくると閉眼時の動揺が大きくなるので、より視覚機能が重要となる。また高齢者は足関節受容器の低下も起きてくるので、より股関節戦略を取ろうとしてバランスが取れなくなる。


〜球速アップに必要な下半身可動域!!〜

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