お酒の席での発言は、ホンモノ？

お酒を飲む機会が増える季節となりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

よく、酔った姿がその人の本性だという言葉を耳にしますが、「本性」ってなんだろか？と、ふと気になりました。そんなもの、果たして存在するのかな、とも。

そもそも「本性」とはなんだろう？辞書で調べたら、これがなんとも興味深い。

【本性】
①ふだんは隠れていて見えない、生まれつきの（好ましくない）性質。
②はっきりした意識の状態。正気。

三省堂「新明解国語辞典」より

①と②が、相反する存在に感じるのはわたしだけでしょうか？
本性とは、腹の底に秘めたよどんだ自分というイメージでしたが、むしろ、何もかもあけっぴろげた自分そのもののことなのかもしれない。

人という生き物は、他人の存在によって自分を変えます。家族、友だち、職場、親戚、ご近所などなどなどなど。きっとどれをとっても自分そのもの「本性」だろうし、どれをとっても外面のニセモノかもしれない。結局、「本性」なんて本人を含めて誰にもわからないものだったりして。

さて、お酒の話に戻りますが、酔っ払ったその瞬間。それはたしかに、その人の本性なんだと思います。でも、お酒の席での発言は、きっと寝言に等しい。記憶は曖昧だし、5秒前の話は忘れてるし、現実離れした話もたくさんあるから。
夢の中での出来事を制御できないとの同じくらい、あってないような時間なのかなと思います。

とはいえ、お酒はたのしく健やかに味わってほしいですね笑。
わたしはお酒好きですが、アルコールには興味がなく、酔っ払いも苦手。だから最近の進化したノンアル飲料たちで十分だなと思う機会も多くなりました。
お酒で失敗の多い方は、そっとノンアルを混ぜつつ、宴会をたのしむのもよいかもしれません◎

みなさまが、すてきな年末年始を過ごせますように。