【どうして本を読むの?】知識が増えたら新しいワクワクに出会っちゃった!
長年、わたしの好きなマンガランキング上位に君臨し続ける「鋼の錬金術師」。何度読み返しても、毎回おもしろいと思う貴重な作品です。一番好きなキャラクターは「ハヤテ号」!荒川弘さんが描く動物がかわいくていつもツボ。現在連載中の「黄泉のツガイ」でも、虎徹と二狼が大好きです。
…と、今日は「鋼の錬金術師」を語る記事ではなく。最近の発見をひとつ。
こんなところに「ホーエンハイム」!
鋼の錬金術のキャラクターである「ホーエンハイム」は、主人公エドのお父さん。物語の中でもかなりのキーパーソンです。そんな「ホーエンハイム」が、実在した人物の名前だと、この本を読んで初めて知りました。なんてすてきな発見!
「世界史は化学でできている(左巻 健男著)」の中で、ホーエンハイムは、「錬金術師パラケルスス」として紹介されています。「賢者の石」についても、歴史のひとつとして記載がありました。
「錬金術師パラケルスス」、本名「テオフラストゥス・フォン・ホーエンハイム」は、薬の製造においてとても活躍した人物だそうです。現在でも、ホーエンハイムが治療に使った化合物が、皮膚病の薬などに使われているとのこと。す、すごい・・・。
この世にある物語は、どれもフィクションだけど、こうして現実と繋がっている部分を見つけると、感動がぐんとふくらみます。物語のおもしろさに加えて、現実の偉大さにも気づけるなんて、すごく得した気分。
フィクションでもノンフィクションでも、図鑑でも歴史書でも、書物になって残っているものを開くたび、世界が少しずつ繋がっていく。知識が繋がった瞬間のワクワクやドキドキも、読書の魅力のひとつなんだと改めて気づきました。
こどもの頃、点と点ばかりだった学校の勉強が大嫌いでした。でも、大人になった今、点ばかりだった学びが少しずつ繋がって、大きな絵になり始めています。大嫌いだった勉強も、今となっては「もっとやっておけばよかった!」と思うほどたのしい。だから今、もう大人だけど、こどもみたいに好きなことを学んでいます。
学びのたのしみは一生続くと、やっと気づいた読書の秋でした。