Viva Technology 2021ピッチ企業紹介 #VivaTech
パリViva Technology2021は現地とオンラインでのハイブリッド開催となりました。
導線がわかりにくいのですが、オンラインでもピッチを録画のもの、ライブのものをいくつか見ることができましたので、いくつか紹介してみたいと思います。(どんな風にわかりにくかったのかは、動画で記録してみました みても面白くないと思いますが、デモの導線がわからず困っているオンライン参加者の方がいれば)
以前、Viva Technologyでいただく盾は、虹色のアクリルのものだったのですが、今年は、木製のエコらしさを感じるものになっていますね。
リアル店舗で中古品を持ち込んだり、購入したりするためのCtoCプラットフォーム。古着などをお店に持ち込んだ人には、そのお店で使えるバウチャーがもらえる。中古品の価格付けにはAIのアルゴリズムを活用。
これは実際に利用してみないと、どんな感じか想像しにくいサービスですね。店舗の中古ビジネスのためのCtoCサービスという面白い形態。
森の健康状態をモニタリングするために、衛星画像をAIで解析。
アイディア自体はそれほど目新しさはないですが、2020年12月に会社を設立して、今年の1-2月にパイロットプロジェクトに契約をして、50万ユーロを今年の4月に調達できている、というのがすごいですね。広大な森林を保有している大企業などが顧客のようです。
衛星画像だけでなく、アプリで森林ワーカーが実際の森の健康状態をフィードバックできるようにしているとのこと(2分のピッチなので、アプリの画面とかはなかったです)
GobUse
マスクを改修してリサイクルしたり、様々なものをリサイクルするためのプロジェクト。企業のCSR解決のためにエアフランスなど55社の顧客を持つ。
社会的意義は大きいけど、特に革新性があるか、というと現状では、そうした目新しさは感じられなかったのですが、こうした実績を積み上げられているのがすごい。
サーキュラー・エコノミーのために、大企業とスタートアップを繋げて、プロジェクトを推進していく会社。
日本でいえば、eiiconとか、crewwのようなオープンイノベーションプラットフォームの環境特化型という感じですかね。
メーカーが販売オデルから、レンタルモデルへと移行するためのプラットフォーム。レンタルサービスをECサイト開設するように、簡単に開始、管理ができる。
これもサーキュラー・エコノミーの文脈のサービスですね。15社の顧客と、250万ユーロのシード調達済。
目の不自由な人のために、アプリで音声で、外出をナビするためのサービス。
ということで、Viva Technologyの中のひとつのピッチセッションでのスタートアップを紹介してみました。
個人的に一番おもしろかったのは、Lizee。Shopifyのサブスク、レンタルプラットフォーム版と考えるといろいろと可能性がありそう。カスタマーサクセスがメーカーとどんな価格設定や、プロダクトが適しているかをフォローして知見をためていっているようなので、これがうまく回れば準著にスケールしそう。
弊社が参加させていただいたのは2018年。来年は、なんらかの形で現地でViva Technologyに参加できるように取り組んでいきたいと思います。(自分の事業だけを考えていると煮詰まってしまうので、いい発想の転換、息抜きになっています)