プログラミング学習における学習手段毎の特徴と、意識すべきポイント
概要
本記事では、スクール以外のコンテンツ(主に低価格で利用できるもの)でプログラミング学習をする方へ向けて、学習手段毎の特徴を記載しました。
以下4つを取り上げます。
- 動画学習
- Webブラウザ上での学習
- 書籍学習
- 公式ドキュメント
また、最後のまとめでは学習する上で意識すべきポイントも記載しています。
本記事の内容は、私が実際にプログラミングを学習していく中で感じた主観的なものです。よりよい学習手段があれば教えてください。
それではいきましょう。
動画学習
プログラミング初心者(特にPCの操作等に不安のある方)は、動画学習から始めるのがおすすめ。理由は、テキストエディタや各種ソフトの使い方、実際の画面の動きを映像で確認できるからである。書籍や他のコンテンツだと、ソフトの操作方法等の細かい所が分からず詰まってしまう事もある。
ここではドットインストール、Udemy、YouTubeの3媒体を取り上げる。
ドットインストール
一部無料で視聴でき、月額制のプレミアム会員になることで全ての機能を享受できる。1本3分以内の動画の集まりでレッスンが構成されている。重要な事をさらっと解説されている部分もあるが、深掘っていく事で、かなりの基礎が身に付くレッスンが多い。
Udemy
レッスン単位で購入することにより動画教材を視聴できる。私は他のサービスに比べてUdemyの利用頻度は低いため、特徴はあまり説明できない。
YouTube
ほぼ無料で学習できる。他の有料動画学習サービスに比べると、体系化されたレッスンが少なかったり、情報の信憑性が低かったりする事もあるが、最近は質の高い動画が増えてきている印象。大いに活用したい。
Webブラウザ上での学習
ここでは代表的なProgateを取り上げる。
Progate
ウェブ制作やプログラミングの「体験」をすることができる。一部無料で利用でき、月額会員になると全コンテンツを利用可。
ローカル環境構築をする事なく、Webブラウザ上で学習できるため、手軽にプログラミング言語等の学習ができる。
しかし、実際の開発はローカル環境(もしくはクラウド上の開発環境)で行うため、プログラムを実行するための環境構築がほぼ不可欠である。その過程で出会ったエラーを解決していったり、自分で試行錯誤して成果物を作り上たりする事が、自身のスキルを高める上で重要である。
そのため、Progateのみに留まった学習はおすすめしないが、新たな言語の学習や開発体験をする上では非常に便利なので、他の教材と合わせて活用したい。
書籍学習
体系的にまとめられており、本として出版されているだけあって情報の信憑性が高い。深く基礎を理解するために非常に有効な学習法。
ただ、自走力がかなり必要となるため、動画教材等である程度概要を掴めた段階で取り組みたい。
公式ドキュメント
信憑性が最も高い。
初めはとっつきにくいかもしれないが、ドキュメントの中の分からない単語を調べていく事で、意外と読みやすい事に気づく。言語の仕様や関数の振る舞い等が細かく記載されており、正確な理解のために非常に有用。
動画学習や書籍学習等で気になった関数・クラス・メソッド等を公式ドキュメントで調べるといった辞書的な使い方がおすすめ。
まとめ
以上が私の感じた学習手段毎の特徴である。動画学習やProgate等である程度の知識を習得した後は、アウトプットしながら書籍学習等で基礎を深めるのも良いかもしれない。アウトプットを通して、基礎知識の不足を確認できる事もある。
また、学習効率アップのために、全ての学習法において以下の事を意識したい。
- サンプルコードを写経するだけではあまり意味がない。
- なぜこう書くのだろう、ここを変えたらどうなるだろう、同じ処理を別の書き方でも実現できないか、等を考え能動的に学習する事で、理解度が格段にアップする。
- 分からない用語や英単語を、面倒くさがらずにググる。遠回りなようで、意外とそれがスキルアップの近道である。
- レッスンを終わらせる(本を読破する)事を目的にしない。
- ある程度インプットしたら、簡単なものを作ってTwitter等で発表すること。インプット、アウトプットの繰り返しで理解が深まる。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
私もまだまだ初学者の身ですが、プログラミング学習をこれから始める方、始めたての方に、参考になれば幸いです。
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