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職なし貯金なしが1000万稼ぐまで

こんにちは、Hiroです。

今回は、「僕がFXで稼げるようになるまでの過程」というテーマで書いていこうかと思います。

僕は過去に仕事を辞めて、貯金もほとんどない状態からFXを始めました。

ですが当然、最初から上手くいったわけでもないですし、10万円を一気に100万、200万に増やしたとか、そういうわかりやすい成功体験もありません。

でもだからこそ、あなたにとって一番現実的なFXで稼げるようになるまでの過程というものをお話できるかと思います。なので反面教師なる部分も含めて、今回の話を参考になさってみてください。

FXを始めたきっかけ

では最初に話をわかりやすくするために時系列をまとめてみました。

2015年年末 身体を壊して建築の仕事を辞める
2016年2月 FXを始める
2016年3月 学習塾の仕事を始める
2017年4月 法科大学院(ロースクール)入学(奨学金満額借りる)
2019年3月 法科大学院卒業&この頃からFXで利益が出始める
2019年6月 発信活動開始、塾の仕事に加え家庭教師、新聞配達、ネット転売なども
2019年 証拠金ベースで100万円突破
2020年 FXの利益として1000万円突破、以後コンスタントに利益を出せるように

ざっくりとこんな感じです。

FXを始めて3年くらいは一時的に勝てた時期もありましたが、基本的には負け続けていました。

それが2019年の春ごろに、現在の通貨強弱とエリオット波動を使ったトレードスタイルが確立して、証拠金ベースで100万円を突破しました(追加入金も結構したのでFXの利益自体は60~70万円くらいだったと思います)。

翌2020年はFXの利益だけ1000万円を稼ぐことを途中から意識して、それが無事達成できて、その後もある程度安定して利益が出せるようになり今に至るという感じです。

ここで、FXで稼げるようになるまでの間の生活の話をさせていただきます。

僕はそれまで建築の現場で職人(軽天屋)として仕事をしていました。

しかし、2015年の秋ぐらいから体調を崩すようになり、年末には仕事を辞めてしばらくは失業保険で生活をしていました。

この間に家に居ながら稼ぐ手段はないものかと色々模索して始めてみたのがFX。しかし最初から上手くいくわけもなく、失業保険が切れる時期も迫ってくる。

当時はかなり焦っていましたが、幸いにも身体は多少動かせるようになってきたので、2016年の3月に近所の学習塾で働かせてもらって何とか食つないでいました。

(ちなみにいきなり建築の仕事から塾?って驚かれる方もいるかもしれませんが、実は学生時代から計5年間、塾講師をしていたので、自分的には精神的にも身体的にも一番負担なく働けるんじゃないかと思い、始めたという経緯があります。)

ただ、仕事をしてたと言っても、まだフルタイムで働けるような体調ではなかったので、収入も少なく(それでもだいぶ配慮してもらったので今でも感謝)、足りない分は借金で補っていました。

具体的にはクレジットカードのキャッシングやリボ払い、カードローンなどです。

今だからこうやって話せますが、当時の自分は身体を満足に動かせない。働きたくても働けない。でもどうやってお金を稼いだら良いかわからないという、ある意味精神的にかなり追い込まれた状況でした。

だから借金をする以外の選択肢が考えられませんでしたし、仕方ない部分もあったのかなとは思いますが、やはり借金はするべきじゃないですよね。

してた人間が言うのも何ですが、この後当然返済には苦労しましたし、何より借金をしてること自体が相当な精神的ストレスでした。

そんな状況で2016年は塾の収入と借金で何とか生活する中、学習や検証を重ねてFXでも利益が出るようになってきました。

しかし如何せん借金しないと生活がままならないような状況だったので、FXで稼げるようになったと言っても証拠金が少なく、金額としては全然でした。

そんな状況で、この先FXでしっかり稼げるようになる確証もなかったので、他でしっかり収入の柱を作る準備をしておかないとなということで、以前途中で退学した法科大学院(通称ロースクール)にもう一度入試を受けて2017年の4月に入り直しました。

大学院に行きだしてからは、奨学金をフルに借りて、そこから生活費、借金の返済、貯金、余った分をFX資金に回して、法律の勉強をしながらトレードスキルも磨くという、あまり褒められた学生生活ではありませんでした。(法科大学院を一度退学した話や司法試験の話はまたどこかで。)

少しずつ利益を出せるように

そんな生活を2年間送る中、トレードの方は迷走して全く勝てなくなるという時期も経験しましたが、2019年の春ごろ、大学院を卒業するくらいのタイミングで現在のスタイルを確立して、これならいけるなという確信が持てるように。

ただそうは言っても、今まで頼っていた奨学金は卒業と同時に終了。今度は返済する立場になった訳で、塾の収入やFXの利益だけではまだまだ足りない、やはりここでも証拠金の少なさという問題を抱えていました。

なのでここからは単純に仕事を増やして、塾に加えて家庭教師に新聞配達、ネット転売など複数の仕事を掛け持ちして、もう気合いで労働収入を増やしていきました

ちなみ発信活動は最初の2年くらいはほとんど稼げていません。
いつか稼げるようになれば良いなくらいの半分趣味やそれまでずっと一人でトレードをしていたので、他のトレーダーさんと繋がれたらなと思ってやっていました。

そんな中、FXは証拠金10万円くらい、ロットも1000通貨くらいから始めて、徐々にロットも上げつつ、労働で稼いだお金を追加入金して、またロットを大きくして少しずつFXでも稼げる金額を大きくしていくということをしていきました。

それでこの年(2019年)は、証拠金ベースで100万円を突破。

かなり追加入金もしてたのでトレードの利益としては60~70万円くらいだったと思います。

ただやはりこの年の結果というのが、自信から確信に変わり、翌年はある程度大きなロットを張れるようになっていたので、1回のトレードの利益額というのも10万円を超え、複利で証拠金が大きくなったことにより最後の方は100万円を超えることもありました。

このように収入が安定して増えてきたのに加え、コロナが流行りだしたというのもあって家庭教師や新聞配達は辞め、ネット転売も徐々に手仕舞っていきました(塾の仕事は継続)。

そうすることでトレードそのものや発信活動に時間とエネルギーを集中させることができるようになりましたが、やはり安定した労働収入が少なくなるのは結構メンタル的に不安になります。(兼業トレーダーが最強と言われる理由はこれ。)

そんなこんなで、この2020年が始まった当初はFXで1000万円稼ぐなんて大きなことは全く考えてなかったんですが、途中から1000万という大台がもしかしたら狙えるかもとうっすら思うようになっていました。

しかし同時に、散々相場で痛い目にあってきた中で、「いくら稼げるかは相場次第」という真理にも気づいていたので、1000万稼げたらラッキー、ダメならまた来年以降頑張ればいいやくらいのテンションで淡々とトレードしていました。

なので、数字上は意識しつつも、そこまで気合いを入れてトレードしていたわけでもありませんが、結果大台に乗って良かったなと思います。

そして、2021年以降はこのトレードの収入、トレードの発信活動、それから塾の収入が全てです(なお塾は2024年3月で終了)。

金額としてはもちろんトレードが一番大きく、発信活動ではYouTubeの広告収入、noteの売上、最近ではセミナー等の案件や書籍の出版などで、こちらもある程度収入が立つようになってきました。

トレードでお金を増やす本質

ということでここまでの僕のお金の流れっていうのをまとめると、最初は失業保険や塾の収入、足りない分は借金で補って、大学院に進学してからも奨学金という名の借金で生活していました。

大学院を卒業してからは塾に加えて、家庭教師や新聞配達、ネット転売などとにかく働いてお金を稼ぐ。

稼いだ分を口座に追加入金してロットを大きくして少しずつFXでも稼げる金額を大きくしていきました。

それこそ最初は1000円、2000円の利益だったのが、段々と桁が変わって、1万、2万になり、10万、20万…となっていきました。

なので1年間で見ると最初は本当に全然増えません。

でも後半から増え方が徐々に加速していく実感がありました。

これは1000万円稼いだ年も同じです。
証拠金が100万円を超えていたのである程度のロッドを張れるようになって、1か月で稼げる金額もそれなりになっていましたが、そこから生活費も賄っていたので、年前半の増え方は緩やか。

ただそこを我慢してロットが大きくなってくると金額も段々大きくなっていき、最終的にひと月で100万、200万稼げるようにまでなっていました

ここから言えるのは、やはりいかにロットを張ってトレードできるかどうか

これが僕の中ではトレードでお金を増やすためのポイントなのかなと思います。

ただし、これは別にハイレバを推奨している訳ではありません

あくまで証拠金をしっかり準備して、それに見合ったロットを張っていく。

具体的な目安としては10万円で1万通貨100万円だったら10万通貨くらいがリミットだと思います。

もちろんこの辺の資金管理のやり方は色々で、これよりロットを張って良い場合もあれば、逆にこれでも張り過ぎの場合もあるかと思います。

ここは各自の資金管理戦略で変わってくる部分ではあると思いますが、僕自身は10万円で1万通貨をリミットにしてやってきました。

トレードで増えていく過程

また、トレードスタイルを確立して以降、順調にロットを上げていけた訳ではなく、かなり苦労することもありました。

というのもやはりロッドを上げると、その分1pipで動く金額というのも大きくなるので、それが徐々に僕の中でも精神的なプレッシャー、いわばマネープレッシャーというものになり、エントリーが怖くなったり、チキン利食いみたいなことをしてしまったりということもありました。

幸い損切りできないみたいな状態には陥らなかったので、大きなドローダウンはなかったのですが、停滞することは多々ありました。

ただその際も、無理してせっかく確立したトレードフォーム崩れるのは絶対に避けたかったので、絶対に無理はしない

ロットが大きいと思ったら、それまで普通にトレードできていたロットに落として落ち着かせる。そしてまたロットを上げてみる。ダメならまた戻すみたいなことを繰り返していました。

3歩進んで2歩下がるようなイメージです。

なので資金の増加の仕方も、実際のチャートのように全体としては上昇トレンドなんだけど押し目をつけたり、時には全然動かないレンジ相場みたいな時期もありました。

特に50万円や100万円などキリの良い数字はどうしても意識しちゃって、このマネープレッシャーを感じることが多く、普段エントリーしないようなところでエントリーしちゃったり、逆にエントリーすべきところでできなかったりすることがあり、その度にロットを下げてやり過ごしていました。

正直この現象は誰にでもあると思っています。

あなたもトレードする金額が大きくなってきて、ちょっとキツイなと思うことがあれば、無理せずロットを落としてください。

そしてまた少し負荷を掛けるけど、決して無理はしない。

ここを意識してもらうと一番自然と無理なくロットを上げられると思います。

そして、やはりある程度の金額を稼ごうと思えばロットをどれだけ張れるかが大事になってきますが、そのためには証拠金を増やす。

これが王道です。

海外口座でハイレバでやるというのも一つの手ですが、結局海外口座でも資金は必要です。

それなら国内口座程度のレバレッジで(他の金融商品と比べると十分高い)、しっかり証拠金を入れてロットを張っていく。

こちらの方が確実に増やしていきやすいと個人的には考えています。

証拠金の準備の仕方

それではその証拠金はどうやって準備するのかというと、これはFXそのもので増やすのではなく、あくまで労働収入で準備する

特に100万円くらいまでは、トレードで稼ぐより労働で稼いだ方が早いし確実です。

逆に証拠金が100万円を超えてくると、一発で稼げる金額も大きくなってくるので、トレードだけで増やすというのもそこまで難しいことではありません。

なので、証拠金が100万円くらいになるまでは、どうにか頑張って他の仕事で増やす。

そうやって証拠金が増えてロットを大きくする際には無理せず上げては下げての繰り返しで、少しずつロットは大きくしていく。

僕もそうでしたが、FXをやる理由ってお金が欲しいからですよね。

たぶん本業の収入で満足な金額を稼げているのであれば、わざわざFXなんて選んでないと思います(もっと他の投資先がある)。

だから今すぐ稼ぎたいという気持ちは痛いほどわかりますが、正直FX初心者の状態からFXだけでお金を増やすというのはかなり難しいというのが実情です。

たまたま上手くいって増えたとしても、すぐに減らしてしまう人を何人も見てきました。

なので、やはりまずは労働でしっかり稼ぐ。これが大事だと思いますし、僕もそうしてきました(そうせざるを得ないという面もありますが)。

そうは言っても人それぞれ置かれている状況が違いますし、僕の話は全然参考にならないと感じる方もいると思います。

ただ考え方の部分は参考にしていただけるはずです。

例えば僕であればずっと働いていた塾で少しでも給料を上げてもらうよう時給交渉をしました。

もちろん何も材料がない中で交渉はできないので、それまでの実績を材料にしました。ダメなら他所で働く、そのぐらいの覚悟で交渉したらあっさり認めてもらえたので少し拍子抜けでしたが。

また、塾1か所で稼げる金額に限界があるなら他でも働けばいいのではと思い、塾講師のスキルを活かして家庭教師も行いました。

この家庭教師も会社に所属して派遣してもらう方法と、完全フリーの家庭教師として自分で仕事を取ってくる方法を併用していました。

フリーの家庭教師は自分で仕事を取りに行かないといけない半面、当然単価は高く稼げる金額も大きくなります。

また、新聞配達に関してはたまたまバイクの免許を持っていたのもありますが、これは単純に根性です。

多少睡眠時間削って自分の時間を切り売りして働いていました。

と言っても大変なのは最初の1週間くらいで、どの家に新聞を入れるかを覚えたらあとは一人のんびり配るだけなので、精神的にはわりと楽しみながらやっていた記憶があります。

そして、ネット転売に関しては、完全に知識ゼロから始めました。

具体的には中古カメラをメルカリやヤフオク等のフリマサイトで仕入れて、Amazonで売るというやり方。

自分で色々調べて、フリマサイトでは売る人の方が多い、一方買うならちゃんとしてそうなAmazonっていう人が多い。この供給と需要を繋げばビジネスになるんじゃないのか。

そのように考えて、ひたすらネットを見ては仕入れて梱包してAmazonに納品する(発送はAmazonが全部してくれる)という作業を日中にしていました。

繰り返しになりますが、これに関しては知識ゼロから自分でしっかり勉強してやってただけなんですよね。

収入を増やすって言うと難しく聞こえるかもしれませんが、まずは本業の収入を増やせないかを考える

その上で今自分が持っているスキルをどこかで転用できないか

知識や経験がないなら勉強してカバーできないか。

あるいはシンプルに根性でどうにかならないか。

このように考えてもらうと、収入を増やすって決して簡単なことではありませんが、かと言って不可能なほど難しいことでもないと思います。

また、労働収入を増やすことはそれ自体が安心感にも繋がって、その余裕がトレードに良い影響を与えることもよくあります。

なので今現在まだ自分のトレードルールというのが確立できてなくて、なおかつ証拠金が100万円もないという状況であれば、収入を上げて100万円を貯める間にトレードスキルを磨いておく。

それが結果的に最短最速で稼げるようになるプロセスなのかなと思います。

ということで、今回の話は参考にしていただきたい部分もあれば反面教師にしてもらいたい部分もありますが、何か今あなたが置かれている状況を打開するヒントになれば幸いです。

今後も僕の知識や経験をこのnoteでは発信していくつもりですので、引き続きよろしくお願いします。

また、僕の通貨強弱×エリオット波動トレードについてこちらで詳しく解説しているので、学んでみたいという方はぜひご検討いただけたらと思います。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

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