見出し画像

オープンバッフルスピーカー その3

これまで、オープンバッフルスピーカーを作ってみてそれなりの手応えを感じたので、今回はスピーカーユニットを変えてみました。
今まで使っていたスピーカーは16cm フルレンジでこれは車載用のユニットでしかもとてもチープなものでした。紙コーンでマグネットはとても小さく、フレームもプラスチックです。これ以上はないくらいのチープさですw
しかしながらこのチープさがオープンバッフルには合っています。というのもダンピングファクターが小さく、またマグネットも小さいということで、オープンでも低域が割と出やすいものになっています。
16cmフルレンジで価格の高いものは、マグネットが大型でしかもダンピングファクターの大きなものになってしまいます。こうなるとバスレフやバックロードホーン型でないと低音が出ません。というのもダンピングが強く密閉箱に入れても密閉箱の背圧よりもスピーカのダンパーのほうが勝ってしまい思うような低域が出ません。
ということで、今回購入したスピーカーも低価格なものになっています。
今回買ったスピーカーはDAITO VOICEの16cmフルレンジです。Amazonで2本で5000円くらいで買えます。

届いた箱を開けてみての第一印象は、「ちっさい!」でした。このスピーカーはシリーズ3作めのようで、この製品からエッジが2重になっていてその分振動板の有効半径が小さくなっています。実測すると直径12cmほどで、これは16cmと言えるのか?と思ったほどです。
早速、鳴らしてみました。取り敢えず裸で鳴らしてみました。
従来のスピーカーより明らかに高域が伸びている。従来のものは詳細なデータが無いので正確な数値は分からないが、多分15KHzくらいまでしか出てないように思われる。今回のスピーカーは20KHzあたりまで伸びているので、その差は大きい。
違うところは音域だけではなく、音質的にはかなり向上している。従来よりももっと緻密に感じる。よく「品位」という言葉が使われるが、そのとおり品位が上がったように思われる。

最低共振周波数は105Hzながら、やはりオープンバッフルではそこまで出てないので、160mmΦの塩ビ管をつけて低音を確保している。とはいえ後面は全くの開放なので、オープンバッフルの特性は守られている
サブウーハーとのつながりもよく音質的にも帯域的にもアップグレードできたと思います。
理想としては、このスピーカーを片側4つほど垂直に並べたものを作ってみたいが、その前に広いオーディオルームを作るのが前提か><w


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?