【EvolutionX】サポート切れのPixel3aに最新OSを導入する
2019年に発売されたGoogle Pixel 3a。
OSのサポートはすでにandroid12Lで終了しており、正規の手段ではアップデートはできません。
今回はカスタムROM「EvolutionX」を利用してPixel3aにandroid14を導入します。
EvolutionXとは
GitHubより
和訳すると以下の通りになります。
Pixel系のカスタムROMの一種であり、加えてカスタマイズ機能も実装されています。
下準備
パソコンにADBコマンドを通します。
本体の電源を切り、電源ボタン+音量-ボタンを同時に押してFastboot modeを起動させます。または、USBデバッグを有効にした状態で電源を入れた状態から以下のコマンドを入力します。
adb reboot bootloader
ブートローダーがアンロックされていない場合は以下のコマンドを入力しロックを解除します。
fastboot flashing unlock
ブートローダーをアンロックすると内部のデータはすべて消去されます。
以下リンクからファイルをダウンロードします。
ブートイメージ(boot.img)
https://sourceforge.net/projects/evolution-x/files/sargo/14/boot/boot.img/download
ROM焼き
下準備ができたらカスタムROMを導入していきます。
最初に以下のコマンドを入力し、ブートイメージを焼きます。
fastboot flash boot [boot.imgのパス]
ブートイメージが焼けたら、本体の音量ボタンで「Recovery Mode」を選択し、電源ボタンを押してリカバリーモードを起動させます。
リカバリーモードモードが起動したら、「Factory Reset」→「Format date/Factory Reset」からデータを消去し、その次に「Apply update」→「Apply from ADB」を選択します。
その状態で、以下のコマンドを入力します。
adb sideload [ROMのパス]
書き込みが開始するのでしばらく待ちます。
完了したら再起動します。
(書き込み中に再起動する場合があります)
初回の起動には15分程度かかることがあります。
以下のような画面が表示されたらandroid14の導入は完了です。
使用感
操作感は良好である。
このカスタムROMには最新のGoogle Pixel限定の機能やGoogleフォトの無制限バックアップ機能(原画質での)を有効化するオプションも搭載されており、それらも正常に動作する。
Snapdragon670搭載, RAMは4GBでAnTuTuベンチマークスコアは約268000点。
普段使いには困らないだろう。
まとめ
今回はGoogle Pixel 3aにandroid14を導入しました。
古いOSはセキュリティの脆弱性などもある可能性があるためお早めに買い替えやカスタムROMの導入をすることをおすすめします。
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