"高橋伸哉 写神プリセット"と僕の終わらない旅
こんにちは、あなたのココロのスキマ♡ライカと写真とプリセットでお埋めします、hirotographerです。
Raw現像とは終わらない旅だ。パラメーターの設定による無限大の可能性の前に人は茫然と立ち尽くし、二度とない瞬間の光を集めたデータを前にどう扱うべきか深々とため息をつく。先ほど通った道を気が付けば右往左往し、大胆過ぎる選択は時に破綻へとあなたを導く。気づけば目的地を見失う旅になることすら日常茶飯事だ。
あまりに多すぎる可能性というのは逆に残酷である。
道標が欲しい、せめてある程度の選択肢に絞り、そこから選び摘み取っていきたい・・・ある日そんな人類の声が写神に届いた。
というわけでRaw現像に迷う子羊たちに向けて爆誕し、現世に降臨したばかりの高橋伸哉「CINEMA STYLEプリセット」通称写神プリセット(以下「新」)を前作の「写真にドラマチックな息吹を与える極上のプリセット」(以下「旧」)とともに試用する機会をいただいたので・・・ハァハァ(息継ぎ)・・・このnoteでそのレビューをさせていただきます。
おそらく前回のプリセット名が長すぎたので今回はプリセット名が「CINEMA STYLEプリセット」と非常にコンパクトになっています。おそらく新作での改善ポイントの一つです。
本題のプリセットの品質に移っていきますが、個人的にすごく良いと思ったところが以下の3つ。
ポイント1.肌色がキレイに出る
ポイント2.やりすぎていないのに鮮やかで印象的
ポイント3. ○○○との相性が絶妙
もちろん、さまざまなシチュエーションで使えるプリセットだと思いますが、せっかくなのでポートレート写真を使ってこの写神プリセット適用の効果と上記3つのGoodポイントを作例を交えてご紹介していきたいと思います。
ポイント1.肌色がキレイに出る
ダイヤモンドは永遠の輝きですが、お肌の色合いは永遠の課題です。
人の数だけ肌の色はありますが、これをうまく引き出せるかがポートレート写真の成否に大きく関わるといっても過言ではないはず。
使い回したプリセットをコピーで当てたら、くすんでしまった・・・という経験は多くの方にあるでしょう。ぜひそんな方に見ていただきたいポイントです。
※ここでいう肌色とは日本人をベースとした一般的なスキンカラーととらえてください。当然ながら個人差はあります。
FEEDSET
元画像も消して悪くないのですが、FEEDSET適用後は色のバランスが抑えられ肌色の透明感が際立ちます。肌だけでなく色が入っている部分の光の抜け感も加わり、自分のイメージを超える仕上がりに変化しました。
High-contrast
こちらは周八枚というライカの八枚玉ズミクロンコピーレンズの開放で撮った一枚なのですが少しにじみが出るレンズに対してHigh-contrastを当てるだけで被写体の存在感が抜けてくるのがわかると思います。壁の汚れなどのダークな雰囲気も強調されよい雰囲気が出てくれました。コントラストが上がると肌色が濁ることがあるので気を使うのですが、このプリセットでは全く問題ありません。
ポイント2.やりすぎていないのに鮮やかで印象的
彩度。それは人類に与えられた最後の希望であり、パンドラの箱でもあります。SNSの海に泳ぎ疲れたフォトグラファーたちが彩度マックスの誘惑に駆られ、色飽和の写真を抱きながら一人また一人と沈んでいく光景はみなさんも目にすることでしょう。ポートレートを印象的に仕上げるのに色の要素ももちろん大事です。しかしながら、現像のためにLightroomの画面ばかり見つめているとついついやりすぎてしまうこともあります。私もVSCOをはじめとしていろいろなプリセットを使ってきましたが、このプリセットは適用した後にコントラストや彩度を落とす必要なく印象的にまとまります。
Classic
海外のような色使いの組み合わせにあえてぶつけてみました。結果はご覧のとおり。イエローとグリーンがググッと強調される一方で人物の色合いもバランスがとれています。正直、この写真の最初に自前で現像した時はちょっとくすんでしまったのですが、このプリセットなら一発です。単なる公園にラテンのバイブスをもたらしてくれました。
CINEMA-Low
渋谷で撮ったスナップポートレートをまるで映画のワンシーンのようにということで試してみました。部分をみると大きな変化はないように思えるのですが、個々のカラー調整のバランスの妙なのか、全体をみると印象が変わる不思議なプリセットです。
CINEMA-Pride
オールドレンズ撮った一枚ですが、少し色彩としてはおとなしさがあります。ところがCINEMA-Prideを充てた瞬間!杉本さんのnoteにあるとおり、ハイライトが輝き出し、別の写真に生まれ変わりました!もはやピンボケや滲みすら愛おしい!夕暮れ時の逆光やサイド光でのポートレートを思わず取りたくなるプリセットです。
CINEMA-Middle
少しサイバーの感じの光で撮った一枚をこれもやはりシネマティックに。
もともとのレンズ性能もありコントラストがしっかりしているのでCINEMA-Middleの中間階調にツヤがでるような印象受けます。ただのエスカレーターと思えない空間へと演出してくれました。未来は僕らの手の中です。
ポイント3.○○○との相性が絶妙
○○○に当てはまる言葉、以下の写真を見ればわかりますよね?
ヒントは白がちゃんと白いこと。リッチなシャドウの階調、そして赤の描写です。答えは最後に書いてます。
Snow
Snow・・・というプリセットであればたとえ親を質に入れたとしても雪景色の中で使ってみたくなるもの。アレです、全部雪のせいです。
雪の白を綺麗に描写するのは難しいのですが、ほどよい青みを残しつつ、ハイライトとシャドウのコントラストで雪の立体感が出ています。赤いコートがしっかり目立つものの決して飽和しないバランスで作者がかなり気を遣ったことがわかるプリセットです。
Silent
静寂静寂ゥ!!と思わず叫び出しそうになる描写ッ!!(←うるさい
窓から光当たる上半身から下に向けて徐々に濃くなるコートの赤とシャドウの階調が印象的ですが一方で白の抜け感もあるのがニクいです。
静けさの中、衣服の擦れる音すら聞こえてきそうですね。
というわけでおわかりいただけましたか?
このプリセット、
特にライカとの相性が絶妙
なんです!!杉本さんも高橋伸哉さんもライカユーザーですので当然の帰結かもしれません。最近Twitterでリプいただいたコメントでは
とありますのでこのプリセット購入に迷う方は、
①まずライカを買う
②このnoteをもう一度見る
③あら不思議!なぜか写神プリセットがお手元に!!
という流れで罪悪感なく一緒に手に入れるのがオススメです!!やったぜ!
機材買いすぎという人の原罪はすべて写神が背負ってくれます。アーメン。
プリセットに興味を持たれた方はこちらから購入が可能です↓
プリセット利用にあたって個人的なTIPSですが、
と杉本さんもnoteでおっしゃっているくらいなのでプリセット当ててしっくりこない場合は「ホワイトバランス、露出を自分で動かしてみること」を強くお勧めします。よくある強すぎるプリセットは全部その特徴に強引に染め上げてしまう傾向にありますが、今回ご紹介したプリセットたちはかなり丁寧に元の写真を活かすようになっているのでこの2つのパラメーターコントロールがマストです。それさえ守ればきっとRaw現像の心強い味方になってくれることでしょう!
Raw現像に迷える子羊のみなさまに写神プリセットのお導きのあらんことを。
旧プリセットも魅力的!!
ちなみに・・・旧作「写真にドラマチックな息吹を与える極上のプリセット」が気になる方も多いかと思いますので最後にいくつかピックアップして終わろうと思います。
「写真にドラマチックな息吹を与える極上のプリセット」はその名の通り写真にドラマチックな息吹を与えてくれます・・・(息継ぎ)・・・特に桜nostalgieはこれから旬を迎える桜ポートレートに必携です!これだけでも見てほしいやつです↓
Summer
桜nostalgie01
DramaticLight
大正浪漫02
大正浪漫01
以上、少しでもココロのスキマ♡埋まったな♡→❤️、と思ったら、スキ、シェア、フォロー頂けると嬉しいです。
・・・ちなみに
スキ、を推していただけると「ライカおみくじ」が引けて、
SNSでシェアいただけると「シェア・アズナブルの一言」、
フォローいただけると「なんだかよくわからない一言」、
がそれぞれ見れます!ぜひお試しください。
noteで掲載しきれない写真はTwitter(@hirotographer)に投稿していますのでそちらもどうぞ。