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夏のPhotoブレ幅旅5日目 旭川〜層雲峡〜糠平~帯広編
こんにちは、あなたのココロのスキマ♡、写真と旅でお埋めします、hirotographerです。
夏のPhotoブレ幅旅5日目の朝は、撮影ではなくずっとリサーチ。天気と撮影スポットの兼ね合いでルートを迷いつづけている…理由は一つで雨のち曇りの予報。光線状態がよくなくても撮れる撮影地を悩みながら、マップとのにらめっこが続く。
ちなみに昨晩は一泊5000円の安ホテルへ。フロントの対応は丁寧そのものだけど壁紙破れまくっててなかなかの場末感。
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カーテンの日光に対する防御力低すぎじゃね?と思っていたら…
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はい!扉で閉めるタイプでした〜
気付かずに朝5時に日光で目を覚ましたよね。曇りだけど顔に直射受けたような眩しさだったよね。朝日を浴びながら起きるのが理想の休日、なんてことを言う人がいますが、結論としては「状況による」ということがよくわかりました。なお、二度寝したら7時でした。
音はあまりに気にしないタイプだけど、隣の部屋や廊下の音がめっちゃ聞こえる安普請。またにブウぉおーんと謎の振動も発生する。基本寝れればいいのであまり気にしないスタイルです。
・・ただ、極めつけはこれ。
廊下にマイマイガ〜!(ドラえもんの声で
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なだれ込むように、
マイマイマイマイマイムベッサソン♪
ってマイムマイムが脳内にダダ流れしました。朝から蛾と踊っちまったようです。
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セミファイナルよろしく動くのか動かないのか、それが問題。ファイナル繋がりでいくと蛾つながりで「ゴジラ FINAL WARS」のモスラ並みの存在感。廊下の窓は開いてなかったので一階ならいざ知らずどうやって4階まで登ってきたのか?この旅最大のミステリーです。
気を取り直してチェックアウト。昨晩からの検討の結果、旭川を出て層雲峡方面に向かい銀河の滝へ。川沿いに進むと滝が地下すぎて写真を撮る角度がない。ここは写真撮る場所じゃないかと考え踵を返すと右手に望瀑台こちらとの看板あり。誰も登っている気配がないので様子を探っていたが昨日食べたジンギスカンがなかなかのカロリーだったので(実際にはカロリーはゼロ)、奮起して登ることにする。結構急な坂道のため、ちょっと上っただけで息が切れる。
重い荷物も背負っているのでゼーハー激しく息を切らしていると上の方から壮年の男女が降りてくる。「結構歩きますか?」と聞くと「あそこに見える防爆大がちょうど中間地点ですよ。その上までは同じ位の距離をさらに歩きます。ただ上の眺めは二つの滝が一度に見えて迫力がありますよ。」とおっしゃるので自分も頑張って登ることにする。こういうありがたい情報もらえるの助かる。感謝です。
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看板には20分とあったもののそこまでかからずに到着。ただ息はずっと切れっぱなしだった。確かに瀧の迫力はすごい。難点は滝を取り囲むように生えている木々。写真を撮ろうとするとどうしても画角に被ってくる。まぁ、でもそれをどうするか考えながら撮るのが楽しみでもあるよね。完璧なシチュエーションじゃなくてもどう取捨選択をするのか?という「状況との対話」が写真の面白さでもある。もちろん、あり得ない神懸ったシチュエーションに出会うことも最高な体験ではあるけど。
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続いてすぐ近くの大函へ。ここはいわゆる柱状節理の岩壁である。人はほとんどいない。迫力はあるが撮影する角度がこれまた難しい。不満というよりは鍛えられる感じ。画面に何を入れて何を省くか、取捨選択。
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早々に切り上げて向かうは三国峠。この三国峠の標高は1139m。北海道にある峠の中で一番の高さだ。景色も樹海が続き岩手の八幡平の峠を思い起こさせる。空気も山の凛とした涼しさ。この先の糠平湖のあたりはマジで食べるところがない記憶があったので三国峠カフェでお昼をいただくことにする。が、2組待ち。その間撮影をして時間を潰し、ちょうどオンタイムで呼び出しがかかる。
入るなりコーヒーとカレーの香りに脳が刺激される。香りを嗅ぐと記憶が想起されるというプルースト効果。
もうカレーしか食べたくない!!
という魂の叫びによりソーセージカレーと本日のコーヒーを注文。
写真では見えづらいが奥にポテトサラダとプライドポテト、福神漬けが乗っており、ソーセージの量もたっぷりでボリューム満点。本気の感じられる一皿で美味しくいただきました。
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期待していたところがイマイチだったりすることもあるけど予想外のアタリは嬉しいもの。少し辺鄙なところなので舐めてましたすみません(土下座
ちなみに三国峠から眺める先には薄ぼんやりとぼやけて遠景が見えてまさに幽玄の世界。
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腹ごしらえが済んだところで温泉タイム。
本日は幌加温泉湯本「鹿の谷」。
ナトリウム泉、鉄鉱泉、カルシ
ウム泉、という3つの異なる泉質の浴槽を持つ秘湯。無論すべて源泉かけ流し。なお、スマホの電波も通じません。めちゃくちゃよい湯ですが、混浴なので注意。写真は誰もいないことを確認して撮りました。
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露天風呂では私は見てないのですが、一緒に入っていた方が「あ!鹿が後ろ通りました!」と目撃した様子。文字通りの鹿の湯!
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ちなみにこのあたり一帯は鹿の出没率高め。突然出てきたりするので気を付けながらドライブされたい。
すぐちかくに士幌線幌加駅跡があるので立ち寄る。ラワンブキに囲まれた線路は在りし日の姿を偲ばせる。ちなみに士幌線のこの近辺はずっと上り坂で登り切るために当時の石炭列車ではずーーーーーっと石炭をくべ続けるという重労働が必要な区間だったそう。
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そのまま糠平湖を通り過ぎる。個人的にはタウシュベツ橋梁を写真に収めたいところではあったものの事前の情報確認では・・・
これが↓
【おすすめスポット】
— 女子旅のススメ (@girlsvacation) September 5, 2022
北海道のタウシュベツ橋梁pic.twitter.com/fOknMpB1KS#女子旅 #お気に入り #北海道
こう↓
今日のタウシュベツ。昨日より5センチ程水位低下。でも明日明後日は雨… pic.twitter.com/9tjECPvvPI
— ひがし大雪自然ガイドセンター (@shizen5) September 4, 2022
水没林が水没していなかったり、水没しなくていいものが水没していたり、とかくこの世は思い通りにはいかないものだ。
(↓水没していなかった話)
続いて然別湖。この辺りになると霧が一気に濃くなってくる。さっき三国峠から見えていた景色の一部だろうか。
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この湖底線路はいわゆる映えスポットらしく、小雨降る中カップルがあーでもないこーでもないとスマホで撮っていたので「撮りましょうか?」と撮ってあげたところ、「おお~!」と大変満足そう。悩みは解決して私もすぐ撮れたのでWinWin。
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後から来た女性二人が「すごい本当に『千と千尋の神隠し』みたい」って言って驚いていたけど、やはり「ような系写真」のパワーはすごい。ただ、「なんでこんなところに線路があるんだろう?」って首をかしげていたのには何とも言えない気持ちになりました(船をレールに沿って地上から水面に移動させるためです・・・)ミームにより本来の意味が駆逐される世界に僕たちは生きています。
さて今日の目的地は帯広なのですが、十勝はモール泉という、茶褐色のお湯の宝庫。
モール泉の由来とは?
モール泉のある北海道・十勝川(とかちがわ)河畔には葦(あし)などの植物が生い茂っていました。これらの植物が長い年月をかけて蓄積していき、地層の一種である亜炭層を通って湧き出ている温泉が「モール泉」です。モール泉の特徴として、自然由来の有機物が他の温泉よりも多く含まれています。ちなみに「モール」という呼び名はドイツ語で「亜炭(あたん)」という語源が由来です。
というわけで大地の恵みを感じるお湯がそこらじゅうで湧いています。どのくらいかというと駅前のビジネスホテルの大浴場もこのモール泉だったりするくらい。腐葉土のような独特の香りがまた素晴らしく、大好きな泉質。中でも個人的にお気に入りなのがこの丸美が丘温泉。
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ここでも2種類の源泉が味わえるのだけれど、中でも35~38℃くらいの小浴槽は最高。源泉そのものが滔々と流し込まれ、源泉口付近で浴びていると体に細かい気泡がつく。温泉界隈用語でこれを「泡付き」と呼ぶのだけれど湯が新鮮な証拠。
浴室の壁に
「天然温泉(掛け流し)は人生のご褒美です。」
と、大変ありがたい張り紙が…
何億年の営みの地球の歴史もマグマも浴びることはできないが、温泉ならそれができる!温泉万歳!ありがたや・・・ありがたや・・・
というわけで今日も無事宿泊地に到着し、チェックイン。
晩御飯は豚丼狙いだったのですが、どこも19時台で締めるところが多く断念したため、特にレポなし。
最後にホテルでコーヒーを淹れて今日は満足しました。
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さて、めちゃくちゃ晴れ男なんですが、さすがに10日も旅に出ると毎日晴れ、なんてことはまずないもの。ただ、天気と相談しながらどこで何をするか、ベストな天気でなくてもとりうる選択肢をどう持っておくか?というのも旅の楽しみ方だと思ってます。悩む時間と答え合わせの実行フェーズも上手くハマった時は最高に嬉しいもの。旅の醍醐味の一つです。
というわけで5日目も無事旅とnote続けることができました。引き続き道中をnoteにまとめていきたいと思いますので是非チェックしてみてくださいね。
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6日目はこちら↓
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