いつまで経ってもわからないことは出てくる
大学の授業で教材として採り上げたスピーチの一つが、カナダの少女(1992年当時12~13歳)のSevern Suzukiが、リオデジャネイロで開催された国連の環境問題に関する会議で行ったスピーチです。
最近では、グレタさんが著名ですが、同じようなメッセージを1992年に発していたのが彼女で、今も環境問題に関わる活動家です。
このスピーチを聴いていて、「?」と思ったのが、以下のパラグラフにある"strong"の意味でした。
Here you may be delegates of your government, business people, organizers, reporters, or politicians. But really you're mothers and fathers, sisters and brothers, aunts and uncles, and all of you are someone's child. I'm only a child yet I know we are all part of a family of five billion strong, in fact, 30 million species strong. And borders and governments will never change that.
調べて分かったのは、この後が特定の数を示す際に使われるということ。つまり上の例では、five billion strongは50億もの、30 million spieces strongは 30種にも及ぶという意味です。このスピーチに触れるまで、まったく知りませんでした。英語に触れ始めて50年以上経ってからです。しかも、最近出てきた新語ということでもありません。
学びというのは、こういう風に、いつまで経っても新しい発見(無知を知らされる瞬間でもあります)と驚きの連続なんだなと思います。だからひとつの言語をずっと勉強しても、飽きることはないように思います。
このSevern Suzukiのスピーチ、本当にパワフルです。大人たちを戦慄させる威力があります。どこかの国の政治家たちに、ぜひ参考にしてもらいたい。