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I should have warned you!

話があちこちに行ってますが、思いつくままに色々書いてみようと思います。今日は大学留学時代のことです。この頃の経験は、もう40年以上も前のことであるにも関わらず、鮮明に思い出すことがたくさんあります。不思議なことです。どこかで書いたように、留学先は、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(University of California Santa Barbara =UCSB)という学校です。

UCSBに着いた日は、快晴。ほどなく、San Rafaelという寮のInternational Hallという留学生の多い一角に落ち着いたのですが、ぞろぞろと近隣の住人が集まってきました。その中に、Tomという背の高いアメリカ人がいましたが、彼がビーチに行こうと誘ってくれました。UCSBキャンパスのすぐ南側には、海岸があり、太平洋が一面に広がっているのです。二つ返事で、行こうということになりました。

嬉しくなって裸足であるいていると、ビーチに着くなり足の裏に違和感が。。。。。足の裏を見てみると、ベタ~~~と黒いものがくっ付いているではありませんか。それを見たTomの言葉を今でも記憶しています。

"Oh, Hiro. I should have warned you."

UCSBの沖には、海底油田があり、何年か前の爆発で、この辺りの海岸の砂にはコールタールが含まれていると言うのです。海岸を一見しただけでは、それは分からず、僕のような犠牲者(?)も多かったようです。


この事件のおかげで、"I should have ..."の構文は、私の記憶にすっかり焼き付きました。強烈なインパクトのある経験と、そこで発せられた言葉は忘れないものです。これは、英語のセミナーや授業でもお話していることです。

そのTomと、何年か前に再会することができました。32年ぶりでした。この思い出を話すと、「俺そんなこと言ったっけ?」(Oh, did I?) 当たり前ですけど。

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