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英語:とにかくネイティブに習うべきか?
話は前後しますが、UCSBに留学する半年ほど前から、仙台にあるキリスト教系の施設「学生センター」で英語を習う機会を得ました。そこで一緒に勉強した友人たちとは、その後もずっと刺激を受け続けました。彼らの背景はさまざまで、一度留学を経験して帰国しているがまたアメリカに行くための準備をしている人、学者の卵で「この学校でこの先生について勉強したいというはっきりとした目的を持った人」、ずばぬけて会話能力の高い人等いたので、ラジオ講座以外は、特段のことをやっていなかった私には、大きな刺激です。
この時期、クラスで何をやったかはっきりとは覚えていませんが、アメリカ人のドーナン先生(ご自身の名前を「道南」と表していました)に、適切な単語の使い方の指導をきちんとして頂きました。本格的にネィテイブスピーカーを話ができたことは、大きな自信となりました。
結果的に、私は「ラジオ英語会話」→「実際の会話」という道筋で学んでいったわけですが、ラジオ講座でいわば土俵に上がる前の四股を幾度となく踏んでいたのが、結果的には良かったかなと思っています。「いきなりネィテイブと話をしなければ」と考えるより、自信をつけたいと思う段階で、そういう機会をつくる考え方もありかなと思っています。
日本人の先生に教わる利点は、その人にも英語学習で格闘した経験があるという点です。それは、「r」と「l」が聞き分けられない、発音し分けられない、ちょっとした文が何回聴いても聴き取れない等。ネィテイブの先生では、「こちらが分からないところを分かってもらえない」ということがあるかもしれません。考えてみれば、彼らにとっては、「r」と「l」はまったく別の音なので、聞き分けられないこと自体が理解できないのです。
初期の段階では、しっかりじっくり教えてくれる日本人教師につくのが、より良い選択のように思えます。並行してネィテイブの先生につくのは、もちろん問題ありませんが、ネイティブの先生だけにつくことの短所を申し上げたかっただけです。