師走、駆け抜けて。
2023年12月27日(水)
12:00p.m. 奇跡的に散髪屋の予約が取れた。
一度電話した時は予約でいっぱいだったのに、キャンセルが出たからと折り返してくれて奇跡的に行けた。
折り返さなければ休憩出来たであろう約1時間を返上して、髪を切ってくれる美容師さんに感謝。謝謝。
年末はどこも休業するから髪を切りに行きたいが行けず、そもそも時間も無く毎年27日の昼間に散髪に行く。
そう、毎年12月27日はTHE 雷楽と共催のイベント『ROCK'N'ROLL MERRY GO ROUND』(略 : メリゴ)
今年で4回目になる。
メリゴはTHE 雷楽とのツーマンイベントなので、入り時間が比較的遅く、昼間は暇なため散髪に行ける。
俺は髪型に全く興味が無いため、長くなれば短くするだけの作業でしかない。
だからこそ邪魔な髪は切りたい時に切る、その気持ちが誰よりも強い。
なのに当日電話するから毎回切りに行けない。学べ、俺。
髪も無事切り終え、会場入りしたら既にTHE 雷楽リハ中。
毎度会場を変えており、今年は火影。
雷楽は初めて出るらしい。
会場の決め方は色々あるけど、最低条件として良い音であること。それ以外はどうでもいいまである。
忘年会イベントやから酒必須のこのイベントは、何でもいいっちゃいいねんけど、やっぱお客さんに楽しんでもらいたいから最低でも良い音であって欲しいってだけ。
ちなみにTHE 雷楽のリハ中から既にええ感じでしたー。
PAさんは俺の大先輩がやってくれてるので、リハは何の問題も無く終えて楽屋へ行くと雷楽連中がいた。
「今年もこの日が来たなぁ」なんて話をしながらこの1年あった事を話しているうちに、いつの間にか高校時代の感覚に戻っていくのが懐かしい。
THE PERRYが高校3年になった時、新入生として入学してきた雷楽メンバー。
俺らが半ば強引にライブハウスに連れ込み始まった2組の関係が、今でも続いているのはとても不思議な感覚。
お互い酒の呑める歳になって、
バンドもやってツアーもやって、
働いて寝て喧嘩もして、
ってやってる奴ら9人全員が同じ高校って。キモ集団やん。
毎年出演順を入れ替えてやってるんやけど、
初年度はTHE PERRY vs THE 雷楽で大揉めした。
両バンド「最初がいい、トリは任せた」のスタンスで、全く収拾がつかず最終的にジャンケンで決めた。
なんでそんな事で揉めるねんって思うかも知れんけど、圧倒的に1番手のほうが良い理由がある。
それは、早よ終わって早よ酒が飲める。これマジ大事。
このイベントは忘年会なので酒を呑まないという選択肢は無い。基本呑まないスタッフ陣もこの日は呑む。
そんななか、イベント終盤まで肩の荷が降りず呑めない緊張した状況はマジで嫌なので1番手が良いわけ。大事やろ?
そんな事思ってるうちにオープンし、お客さん達がポロポロ入って来だした。
毎年皆んな来てくれてほんまありがとうございます……
今年は俺らが1番手。
TEARDROPSの『いきなりサンシャイン』をどうしてもカヴァーしたくて、演ったら案の定自分達にハマってた。
なんかフィーリングが合うって感じ。
でも、まだイジれるし良く出来るからこそちょっと悔しさも残るが、どれだけ練習しても最初は毎回こうなるからあまり考えない。
自分達の曲も今年作った曲を中心にやって無事終了ー。
いやぁ、火影やっぱ良いねぇ。好きや。
そして、THE 雷楽。
お客さんが初見でもノリやすい曲が多いからこそ、自分達のイベントではそれが更に爆発する感じがあって。
(頼むから早よ売れてくれ)ってずっと思ってた。
お互い今年リリースした音源を引っ提げてこの日を迎えてるのも良かった。
何でもええから絶対に前年より一歩進んだ状態でこれからも出来るとええね。
3年前の春。THE PERRYとTHE 雷楽のメンバー全員で
「堺のロックンロールシーンを自分達で盛り上げよう。」
と満場一致で始まったメリゴ。
今では、THE PERRYはロックンロールの奥深さを求め、
THE 雷楽はロックンロールの幅広さを求める。
違う道を歩み出しているなかで、メリゴをやり続ける事にはきっと意味があると思うから、
それぞれの可能性をひたすら求め続ける為に、このイベントを続けていこうと思います。
まだ少しある師走を駆け抜けて、 良いお年を!
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