「周りの誰とも話が合わないんだけど、どうしたらいいんだろう?」
今回の質問はこちら🐰↓
🍥質問:
今、出張で日本海の方へ来ているんですけどね、とにかく寒い。
寒くて寒くてね、「あ〜、これは完全に服装間違えたな〜……」という感じですよ。
今日は所謂「前泊」ってやつで仕事は無いのでね、チェックインを済ませた後にちょっと調子に乗ってね、スーツからGAPのパーカーに着替えて出掛けちゃいました。えへへ。
でもしかし、11月の日本海を歩くにはパーカーってやつは少々力不足だったようです😅
GAPと言えばね、私が小学生の頃だから20年前くらいかな?その頃にね、「GAPの紙袋をカバン代わりに使って出掛けるのがオシャレ」みたいな流行があったんですよ。
今考えてみればバカみたいな話でね、10歳そこいらのクソガキがGAPの紙袋持って出歩いてるんだから、大人から見れば「お持たせのお菓子を入れるのに丁度良い無地の紙袋が見当たらなかったのかしら……」的な謎の感情が篭った眼差しを向けられて当然ですよ。
でも子どもたちは自慢げにね、「俺たちは海外ブランドの店で服を買っちゃうようなブルジョアだぜ〜」みたいなドヤ顔を世間に撒き散らしながら公園を駆け回ったものです。
中に入れる物なんてないのにねぇ。
でもビックリしたのはね、中学生になって家族と四国に旅行に行った時にね、現地の人たちがね、東京ディズニーラン◯のパスポートケースを首から下げて街を闊歩していたことですよ。
不思議だな〜と思って現地に住む友人に聞いてみたらばですね、
「こっち(四国)ではあれがステータスになるんだよ。東京に行ったことある証拠みたいな感じで」
って、教えてくれました。
私はその時にね、こんな風に思ったんです。
「へ〜😊!」
ってな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
🐸🐸🐸
私が常日頃から気をつけなきゃいけないな〜と思っているのは「責任の所在」です。
例えばこれはコミュニケーションの基本ですが、もし私が自分の好きな物の話をしたとして、それで相手が私の望むリアクションを返してくれなかった場合、その責任は私にあります。
恐らく私は相手が興味を持てるような話し方をしなかったのでしょうし、予備知識が無くても楽しめるような言葉選びをしなかったのでしょうし、自分が話すことばかりに夢中で相手の反応を良く見ていなかったのでしょう。
そもそも相手には、私の話に対して興味を持って「良いリアクション」を返す義務は無いのです。
それを自分が好きだからという理由で一方的に語りかけ、挙げ句の果てには「これの良さが分からないなんて!」だとか「もっと視野を広く持たなきゃダメだよ!」だとか「人生の半分は損をしているよ!」などという権利は私にはありません。
しかし世の中には心根の優しい人というのが居て、そういった人というのは「あ、この人がこんなに一生懸命話しているのだからちゃんと聞いてあげよう」だとか「共通の話題が出来たらきっと楽しいよね」だとか、「好きな人が好きな物は私も好きになりたいな」などというような涙が出るほどありがとうな態度で私の話を聞いてくれます。
ですがそのような場合、私が背負う責任というものもまた、非常に大きなものとなります。
相手がそのような親身な姿勢で話を聞いてくれるのならば、私はそれに報いるためにより一層相手を楽しませ、興味を惹くような言葉選びをし、誠心誠意語りかけねばなりません。
「俺は俺の持てる全身全霊を以て伝えきったぜ!!!」
そこまでやって初めて、私の責任というものは果たされます。
そのようなコミュニケーションを「面倒くさい」と思いますか?
ところで私がそうやって全力でやり切った後の話ですが、相手は私に対して「良いね」と言う権利もあれば「クソつまんない」という権利もあるまんまです。
だから私がやるべきことは自分が何か相手に興味を示して欲しい事柄について話す時、あの手この手を使って一生懸命やり切って、その上で「相手がどんな反応を示しても責任の所在を相手に押し付けない」ということなわけですが……
すみませんお待たせしました。
本日のラーメン情報です。
🍥新潟五大ラーメンのひとつ、「濃厚味噌ラーメン」
本日ご紹介するのは「東横 駅南店」さんの「特製野菜味噌ラーメン」です😊!
生前、私は「濃厚」というその言葉をナメておりました。
「まあ濃厚っつっても普通よりは濃いってくらいじゃろ〜😋」
なんて軽い気持ちで構えていた過去の自分を小一時間ほど説教したいくらいです(小一時間も説教をした経験がないので出来るか不安です🥺💦)
が、そんなこんなで運ばれて来たラーメンがこちら🐰↓
なるほど…?
見た感じ、特にインパクトを感じるでもない素朴な印象。
例えるならそう、ヘルメットを被って自転車登校をする男子中学生、そんな感じでしょうか。(良く分かりません)
しかしそう思ったのも束の間。
ラーメンの丼に続いて別の器がテーブルに置かれたのです。
店員「かなり濃いのでこのスープで薄めながら食べて下さいね〜」
私「え?」
“にわかには信じがたい台詞が聞こえたような気がしなくもない気がしないでもない”
そんな空気を感じながら、私は割りスープの存在を一切無視して濃厚味噌ラーメンにむしゃぶりつきました。
美味い……
あまりの美味さに語彙力という名の語彙力を「美味い」の一語を残して全て喪失した私は、濃厚味噌ラーメンを食いながら、店を出てホテルに向かって歩きながら、ホテルの部屋で浴衣に着替えながら、大浴場に行って全身を隈なく洗いながら、広々とした湯船の中で両足の裏を交互にモミモミしながら、風呂を出て身体を拭きながら、部屋に戻って煙草を吸いながら、部屋に備え付けのドライヤーで髪を乾かしながら、テレビをつけて、初めて見る地方局のアナウンサーが週末の雪についてあれこれと言っているのを眺めながら、ただただ「美味い……美味い……」と繰り返し呟いていました。
窓の外を眺めれば、季節外れのゲリラ豪雨が新潟の街を洗い流しておりました。
両の耳を貫く雷鳴と、
窓に打ち付ける大粒の雨嵐に身を委ねながら、
私はベッドの上に丸まって、
「美味い……」
「美味い……」と、
夜が明けるまでーーー
「夜が明けるまで」は言い過ぎたわ。