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「好感度を上げるにはどうしたらいいんだろう?」

せっかくnoteにアカウントを作りましたので、有効活用していきたいと思います。

特に発信したい情報がない私なので、こういったインターネットサービスにおいては無口なタイプに日々甘んじている訳ですけれども、皆さん一人ひとりに専門分野があるように、私にも専門分野というものがあります。

私の専門分野は人間です。特に自己表現や対人コミュニケーションの領域が専門です。

コンピュータや数学のようなものは専門外です。九九は6の段と7の段が苦手で、8の段は「8×9」から「8×1」に向かって遡る方法でしか暗記しておりません。

一応博士号を持ってはおりますが、「博士」なんていう肩書は名刺に書いた時にちょっと格好良いくらいのもので、日常生活において特別の役に立つものではありません。

役に立たない代わりに、「自分はここまで勉強したんだ」というようなひとつの目安にはなります。また、博士号を取る過程で学んだことや研究の成果が、身近な誰かの手助けになることが稀にあるというのはあり得ます。

そんな訳で、このアカウントがどこかの誰かの役に立てば嬉しいのですが、だとしてもあまり肩肘張らずにゆるい感じで書いていきたいと思います。

今日は質問箱に寄せられた質問の中から、「これは少し長めに話したい」というようなものをひとつ選んで回答をしていきますのでどうぞよろしくどうぞ。

🍥質問:

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好感度の醸成に不可欠なのは「言動の一致に一貫性があり、且つ持続している状態」です。

世の中を見渡せば「好感度アップ」系の書籍が散見され、嘘か真か定かでない様々なテクニックがワゴンセールが如く紹介されていますが、そのようなテクニックを使用して得られる好感度というものは往々にして一瞬のもので、それらが印象として定着し、人物イメージとして固定化されるためにはある程度の時間が必要です。

「言動の一致」とは、言っていることとやっていることの間に整合性があるということで、つまり「言ってることとやってることが違ってたら嫌われちゃうよ」ということです。

「一貫性」とは、条件の変化に左右されず、振る舞いを変えないということです。

そして「持続」とは、昨日も今日も明日も、同じ振る舞いを表出し続けるということです。

好感度というものは以上の3点がクリアされて初めて継続的に保持することが叶う訳です。

(良く分からない時は身近な人に当てはめて考えてみてね🐰)

ですから「好感度アップ」系書籍を読んで笑顔なりアイコンタクトなりを実践して好感度を得たらば、その好感度を保持するためには当該の振る舞いを半永久的に表出し続けねばならんということです。

それは非常に根気の要る作業になりますが、世の中には「普通にしているだけで好感度が高い人」という希少種が僅かに存在します。

彼らは幼少期より当該の振る舞いを継続して行っているために、笑顔でいることもアイコンタクトをとることも「それが当たり前」のスター状態になっています。

彼らは彼ららしく普通に振る舞っていれば自然と人々から好かれ、意図せず高い好感度を維持し続けることができるのです。

好感度が高いと良いことばかりです。好感度が高くて悪いことというのはありません。

ですから私は子ども達にこそコミュニケーショントレーニングは必要で、「子どもの頃にやっておけば将来めっちゃイージーモード確定なのに〜」と思ったりもするのですが、今時の少年・少女達は英語やプログラミングのお稽古に忙しくて、なかなかコミュニケーショントレーニングに割く時間が無いようですので非常に残念です。

少し話はズレますが、私はヨーロッパに留学をしていたことがあります。イギリスとドイツです。

が、その時に大変恥ずかしい思いをしました。

ドイツ人の友人に「弥勒菩薩像を彫ったのは誰?」と尋ねられた時、私は製作者を知らず、すぐに答えることが出来なかったのです。

イギリス人の教授と一緒に黒澤明監督の『乱』を観ていた時には、「この時代の女性は何故このような不思議な眉をしているの?みんなそうしていたの?」と訊かれて、それにも正確な答えを返すことが出来ませんでした。

そんな時に揃って言われたのが、「きみは日本人なのに日本のことを全然知らないんだね」ということです。

私は顔から火が出るほど恥ずかしかった。

しかしだからと言って帰国後に必死になって日本の歴史を学び直すということはありませんでした。

なぜならドイツ人の友人は「フランクフルト行きの特急券の料金」を答えられなかったし、イギリス人の教授は「スコーンの作り方」を知らなかったからです。

私たちはこの広い広い世界の中で、そんな風にして生きています。

🐸🐸🐸

無理をするのは良くないです。

もっと言えば、「無理をするのは何もしないよりももっと悪い」です。

特に自己表現においては、対外的な自分を本来の自分よりも過剰に大きくみせたり、逆に自己卑下的な振る舞いを度を超して表出し続ければ、心身に不調が出て当然です。

私がお仕事で対人コミュニケーションを教える時、頻繁に言うのは「そんなに頑張らなくて良いよ」ということです。

人間には一人ひとりにきちんと長所、この場合においては「人から好かれる要素」という意味ですが、そういった振る舞いや言動の特徴が必ずあります。ですからまずは自分の良いところとあまり良くないところをきちんと「正確に」把握することが重要です。

特にコミュニケーションに自信のない方、得意ではないと感じている方は、自分の悪いところばかりに目が行ってしまって、良いところをありのままに受け入れることが難しい場合があります。

そのような状態に至る要因については様々な可能性が考えられるので、一概には言えませんが、改善のためにまず必要なのは「コミュニケーションを楽しむ」という体験です。

「表情筋を鍛える」と言って割り箸を咥えて「アーエーアーエー」と唸るのも良いのですが、場合によってはそのような取り組み自体が心の負担になってしまうこともあったりします。

であれば、自然と笑顔になってしまう状況、ふと笑いがこみ上げてしまうような環境を作ってあげて、その中で本来的な自分自身の明るさや笑顔がつい漏れ出てしまうようなトレーニング方法でもってコミュ力を鍛えた方がより効果が高まるでしょう。

「できないこと」から先に取り組む方法もあるのでしょうけど、それって結構大変です。

「できないと(本人は)思っているけれど(本当は)できること」を見つけてあげて、そこを伸ばしていく。そしてその過程で「できなかったこと」も自然と出来るようになっていければ最高ですね。

本来の自分からかけ離れた振る舞いを一生懸命身につけても、一貫性を持続させるのは難しいものです。

あくまでも無理のない範囲の中に、心から(自分が)納得できる自己表現というものを見つけられると良いですね。

そのようにして心と振る舞いがピッタリと合わさった状態でコミュニケーションを楽しむことができれば、あなたが表現する全ての要素が好感度の形成を援助してくれるはずです。


🍥好感度とかどうでも良いからラーメンの話をさせてくれや


最近めちゃくちゃラーメン食ってて、ハッキリ言って毎日食ってる。

それで分かったことがひとつあるんだけど、俺、ラーメン好きだわ。

毎日毎日違う店に行ってラーメン食ってて気づいたんだよ。

「あ、俺ってラーメン好きなんだな!?」ってさ。

これはマジで信じて欲しんだけども、俺は別に毎日「ラーメン食べよう」と思って生きてる訳じゃないんだわ。

それなのに日が暮れて仕事が終わって、職場を出て、電車に乗って移動して、そんで気が付いたら……

いつの間にかラーメン食ってる。

怖い。

たまにはお寿司を食べたりステーキを食べたりしたって良いじゃない?

だって俺、お寿司がこの世で一番好きなんだもの。

だけどね、「今日はお寿司食べようかなぁ〜」と思った次の瞬間にはもうラーメン食ってんの。

最近行った中では新橋の『纏』、池袋の『狸穴』、そして渋谷の『うさぎ』が美味かった。

『纏』は平子煮干そば。澄んだスープに凝縮された煮干の旨味が絶品で、最後の一滴まで飲み干したくなるような完成度の高いラーメンでオススメ!

『狸穴』はつけ麺が最高に濃い。濃い味が好きな人は絶対に行くべきで、濃いだけじゃなくてめちゃくちゃ美味い。そして肉も超美味い。オススメ!

『うさぎ』に行ったらぜひ坦々麺を食べて欲しい。山椒が小姑みたいにビリビリと舌を責めて来るけど、その先に天国が待ってるから超オススメ!!

超オススメです!!!!!!!!

はい。


🍥本日の結論


人間は他人をパッと見た瞬間に相手の性質や性格を読み取ってしまう難儀な生き物です。

「あ、この人は優しそうだな」

とか、

「あ、この人は怒らせちゃダメだな」

とか、良く知りもしないのに何となくそう思ってしまう。

そしてそういった印象というものは、往々にして真実を見抜いてしまっていたりしていなかったりする訳です。

生きていれば誤解されることもあるでしょう。

好きになった人から嫌われちゃったり、苦手な上司からめちゃくちゃ可愛がられたりするのが人の世です。

そのような摩訶不思議な世界の中で周囲からしっかりと好感度を獲得し、尚且つ自分らしく健康に振る舞っていくためには、

「言動の一致を心がけ、それらを一貫して持続させていく」

ということが何より重要と言えるでしょう。


それでは、本日の結論🐰↓


「香水をつけると変な男が寄ってくる」



以上です。お疲れ様でした。


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