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前科者と呼ばれても、政治家として闘うワケ

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ー私を誰が嵌めたのかー 市長当選、逮捕、無罪判決、逆転有罪判決、そして、これから。 新聞やテレビでは報じられない事実を、私の目線から綴ります。
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#詐欺師

#64 故意に見逃された融資詐欺

8月25日 保釈。 9月17日 第一回公判が開かれることになりました。 初公判の前に公判前整理手続は、4回行われました。 公判内容の詳細については、法律用語を交えながら郷原弁護士の著書に詳しく書かれています。 >>>>>>>>>> 9月4日。公判前整理手続の4回目が終了。 第一回公判は9月17日の午後4時に開かれることが決まりました。 初公判を前に、弁護団は異例の刑事告発を行いました。 中森氏を有印公文書偽造・同行使、詐欺の事実で名古屋地検に告発したのでした。これら

#34 悪魔の証明

無実を証明することを"悪魔の証明"というそうです。 例えば、「美濃加茂市に犬が存在すること」”あること”を証明するには、犬を一匹見つければOKです。しかし「美濃加茂市には犬が存在しない」"ないこと”を証明する場合、どのような手段があるでしょうか。「いない」と言っても、たまたま見つからないからだ、未発見だからだと言われてしまっては、証明にはならないのです。 "ないこと"を証明することは不可能に近いのです。 捜査機関は捜索や差押え、取調べなどで、"あること"を証明をします。

#33 詐欺師。錦三の夜の帝王。

オレオレ詐欺に騙される高齢者の方、結婚詐欺にあう独身の方、特殊詐欺に巻き込まれる大学生。 そんなニュースを見るとつい、 「詐欺師に引っかかるなんて...」 そう思ってしまうことはないでしょうか。 ですが、詐欺師は人を騙すプロ。 騙せるからこそ詐欺師なのです。そんな詐欺師に対して、私たちは素人。むしろ、他人を信じたい人が多いと思います。 見抜くことがいかに難しいのか、その恐ろしさを身をもって知ることになりました。 ■登場人物 私:藤井浩人
 中森氏:詐欺師。私に浄水プラント

#32 蘇る記憶、無実の確信。

連日の取調べで、示される資料は増えていきました。 そして、その資料の数々を見れば見るほど、私への嫌疑がいかに間違っているのか、確信が深まりました。 それと同時に、 「あの人(中森氏)が本当に私に賄賂を渡したなんて言っていたのか?」 そんな大きな疑問が生まれました。 ■登場人物 私:藤井浩人 
中森氏:詐欺師。私に浄水プラントを提案しながら、その裏で数億円の融資詐欺を実行。私に30万円の賄賂を渡したと証言。 
T氏:私に中森氏を紹介した人物。 >>>>>>>>>> 取調

#18 なぜ浄水プラントか

この事件の引き金となった詐欺師との出会い、問題となった浄水プラントの実証実験導入までの流れについて 「藤井は、脇が甘かった」 と、今でもよく言われます。反省すべき点はあります。 ただ、開き直るわけではありませんが、今振り返っても、詐欺師を見破ることは非常に難しいことだったと思います。 だからこそ、詐欺が横行し、詐欺師が存在するのです。 「中森氏が、賄賂を渡したと言っている」 それを聞いた時、私は素直に信じることができませんでした。 (まさか、あの人が...そんなことをでき