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ここが変だよ〜内定辞退〜

こんばんは。新卒理学療法士の天野です!

まずはじめに、
10月12日頃上陸した、台風19号により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
少しでもはやい復旧のために自分自身がやれることをやっていきたいと思います。

本日は療法士業界特有?の就職に関するルールについて。

僕が就活をしていた去年はもちろん、調べていくと昔からのことみたいですが、療法士業界では就職の内定辞退ができません。
(正確には学校などで禁止されているところが多いです)

一般企業での就活の場合、何社ものES(エントリーシート)を書き、提出し、面接を受け、合格をいただいた企業の中から1社を選びます。
5社受かっていたら4社の内定を辞退するということになります。

内定辞退ができないということは、1つの病院を受けたら、結果が分かるまで第2希望の病院を受けることができないということです。

1つ目に受けた病院の結果が1ヶ月後だった場合、
1ヶ月間の空きができてしまいます。
僕も去年1番はじめに受けた病院は不合格でした。
結果の通知がきたのが試験日の1ヶ月後。他にも見学をし、目星をつけていた病院があったのですが、1つ目の結果が分かる前に試験日が設けられていたため受験を見送ることにしました。

今の職場は運良く通知の後に試験があったため、受験することができました。

当時はこの制度?ルール?の理由など考えていなかったですが、今回少し考えてみたいと思います。

1.人材確保がしにくい
内定辞退をするということは、その分来年度の職員に欠員が出てしまいます。
退職や産休で次年度に減る分、新職員を増やすという場合、余裕を持って確保するというのが難しいのかもしれません。
病床数や外来患者数で、ある程必要な療法士の数が予測できるため、多く採用することは人件費が上がることにつながりますしね。
その分病院全体の利益をあげれば問題ないのですが・・・

2.学校の印象が悪くなる
学校に対する求人票を通して受験をしていると、内定辞退をすることでその学校の学生は辞退してくるかもしれないという印象になり、今後の関係性に影響がでることが考えられます。

3.そもそも昔の就職に合わせたルール
これは完全に僕の憶測です。
以前の療法士は今ほど有資格者も少なく、試験を受けたら基本的に合格する割合であったのかもしれません。
ということは就職したい病院を受験したら受かることが前提であるため、内定辞退という考えがなかった。のかもしれませんね。

今後は・・・
とはいえ、療法士の養成校は増えて、就職倍率が10倍を超える病院もあると言われています。
その状況で1つ受けて結果がくるまで他を受けられないとなっては、資格を取得しても働く場がない、とりあえず決めた場所で働くなど、とても勿体無い時間を過ごすことになります。
このルールにももちろん問題はがあると思います。
補欠者を出すなど、病院側の努力で変えられる部分も少なからずあると思うので。

受ける側である学生側のできることとしては、
受かる』ことです。

第一志望の病院や施設に受かればなんの心配もないですからね(笑)

改めて、受かるためにできる準備などもっともっと発信しいけたらと思います。

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