ラモスとの再会 23-24 ラ・リーガ10節

代表ウィーク明けの試合となったセビージャ戦。クラシコの直前ということもあって勝ちたい試合。スタメンは
ケパ、カルバハル、リュディガー、アラバ、メンディ、バルベルデ、チュアメニ、クロース、ベリンガム、ロドリゴ、ヴィニシウス。
67分チュアメニとバルベルデに代えてカマヴィンガとモドリッチ、79分ロドリゴに代えてホセル、88分メンディとヴィニに代えてフランとブラヒム。


マドリーはセビージャのベテランたちに手を焼いていた。ラキティッチを筆頭にラモスやナバス。ラキティッチのロングレンジのパスや立ち位置、ナバスの突破や守備。攻守におけるラモスの怖さ。
特にラモスは懐かしさを感じた。彼の守備における立ち位置。シュートブロックやゴールカバー。それに加えてセットプレーの彼。79分くらいの彼のセットプレーなど「ラモスだなぁ。」という場面が多かった。


セビージャは守備の時にはラキティッチが前に出て442のようになり、442のマドリーとかみ合う。その時、ジブリル・ソウはクロースの監視をずっと行っていた。それでもクロースは顔を出すし、リュディガーやアラバのフィードによってチャンスを作っていた。

モドリッチ。彼は今のマドリーにおいて中盤では一番優先順番の低いところまで来てしまったと感じる。去年までは3.4番手ぐらいだったのに。セバージョスよりは上だという人もいるかもしれないが、汎用性の高さと現在の必要とされる要素を持ち合わせているのは彼だ。

この試合に関してだけ良くなかったということなら、彼が中心になっている代表の疲れからくるものだということはできる。今回に関してはその要素も否定できないが、大きくは彼のポジショニングが関係していると感じる。
この試合、バルベルデがやっていたポジションに入った。この時点で難しさを感じる。ただその中でもレーンや列を変えて違いを作るのが彼だったはず。特に中央において。

今の彼はクロースに近くなっている。クロースよりは少し前だが、今までよりは明らかに位置が低い。絶対的な存在であるベリンガムがいるからと言うこともできるかもしれない。それでも能力を発揮できるのが彼だった。
アディショナルタイムを含めても30分ほどのプレータイムだったが、彼が効果的に絡めた場面をあまり思い出せない。それに加え、守備で穴になるのでカルバハルの負担が増えた。怪我をしやすいが、代えのいない彼にそんなことはさせたくない。

個人的に442に近いシステムになった時、ベンチの中で一番利益を受けるのはモドリッチだと考えた。それでもこのようなプレーをすると今後の起用も難しくなってくる。クロースとの共存はもってのほか。でもシーズン終盤にかけてコンディションを上げてチームを支えてほしい。彼ならまだできるはずだ。

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