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降車ボタンを押してしまうという話

 路線バスに乗り目的地で降りるとき、どんなに利用客が多いバス停でも降車ボタンを真っ先に押してしまう。

 降り過ごしたときの面倒臭さ、体力と時間を無駄にしてしまうことへの徒労感が辛い。

 どこかで読んだ話なのだが、心配性というか度胸がないというか、そういう主人公も降車ボタンを押す係になってしまってた。その彼が器の大きい人になろうと頑張っていた。

 私は確かに几帳面というか真面目なところがあり不安になりがちである。たまには誰かにボタンを押す係を譲ってみたい。

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