
収入を減らすという選択ができた理由
2024年1月、現在の本業を手放すことを決めた。
(決めただけでまだ辞めてはない)
2024年12月、とある会社の面接を受け、来年度から行くことが決まった。
正社員からパート勤務になる。
この結果になることを、5年前の私は、想像もしていない。1年前の私も。
今振り返ってみると、今回の結果は、直近のやったことではなく、
何年もかけてやってきた小さな積み重ねが、作り上げた大きな変化だなと思う。
5年前の私
5年前といえば、コロナ禍真っ只中。
その時、私は3人目の子供を出産し、育休を取っていた。
一時は、上2人の子供たち(5歳と3歳)の登園もさせてもらえず、
自宅での3人育児に、「わー!!!」となっている時もたくさんあった。
でも、今思い返すと、自宅で4人、外出もできない状況で過ごせたことは、私にとっての幸せも生み出してくれていたなと思う。
ペットボトルでレタスの水耕栽培をしてみたり、
新聞を思う存分に細かくちぎり、家中を新聞の雪まみれにしてみたり、
塗り絵をみんなでしてみたり。
思っていた育休とは違っていたけど、
毎日、どんなことをして子供たちと1日過ごそうかと考えながらの日々は、大変さの中にも喜びがあったなと思う。
やりたいことを考え始めた
2か月間の、自宅保育期間を経て、ようやく上の子たち二人は、保育園へ登園できるようになった。
しかし、育休中であっても、友人とのランチなどはできないまま。
息子と家で過ごしたり、実家に行く日々が続く。
その中で、私の「やりたいこと」を少し考え始めた。
過去の自分も、やりたいことを考えて口にしていたことで、叶ったことがたくさんあったから。
(やりたいことを外に出すってすごい!)
私のやりたいことの1つ
「パリに2週間滞在してみたい」
なんで、パリかというと。
パリには、二度行ったことがある。
一回目は、卒業旅行で友人と。
もう一回は、社会人になってから一人で。
パリの街の雰囲気、カフェ、おいしいバター。
私を知っている人がいない環境で、おいしいごはんとともに2週間過ごしてみたいなと、なんとなく昔から思っていた。
永住ではなく、2週間というところがポイント。
今の私は、その期間で一旦満たされる。
もし、もっと行きたい!となれば、そのあと考えたらよい。
「2週間パリで過ごす」ために必要なことを考えた
・今の仕事をしていては、2週間休むことができないから行けないよな。
在宅の仕事?仕事をやめる?
・3人の子供の教育資金や自分たちの老後資金は必要。
もし、仕事をやめるとなると、お金をある程度貯める必要がある。
・60歳になってからでは、体力的に長時間の移動ができないかも。
定年も65歳になりそう。
叶えるために考えないといけないことは、たくさんあった。
まず、私がやったことはコレ
やりたいことを考えていく中で、私の中に、「家計を整えよう」というアンテナがたった。
保育料や税金のことを調べ、払わなくてもよい税金を支払っていることに気づいた。
知らないと搾取される世の中。
ますます、お金のことを知りたいと思うようになった。
その中で、iDeCoやNISAの制度があることを知る。
色んな方のYouTubeを見て、この方法で行こう!!と私の中で納得がいった作戦が見つかり、
2020年8月、初めて投資信託を購入した。
購入したばかりの頃は、価格の値動きに一喜一憂していたが、
時間の経過とともに全く気にならなくなった。
(でも、我が家の資産額は月に1回は確認している。現状把握のために。)
なぜ、NISAを始めようと思ったか。
お金がお金を生み出す資産を形成できれば、早期退職もしくは仕事を減らせるのでは?と考えた。
そこから、継続して、5年積み立てて、投資をしてきたおかげで、
今ある程度、今の時点で安心できるくらいの資産形成ができた。
仕事量を減らす選択ができた理由
毎月積み立てて作り上げた資産により、仕事量を減らす働き方に対して不安なく進むことができた。
(これだけが理由ではないが、大きな理由の一つでもある。)
周りは、「今のようないい条件の仕事を手放してもったいない」などと心配をたくさんしてくれる。
でも、「いい条件」は、人それぞれ違う。
生活水準、稼ぐお金、資産額、負債、家族構成、価値観。
みんな違う中で、自分で自分の仕事を決める。
お金の事だけでなく、この5年間で、自分のやりたい方向を目指して、考え、やってきた小さなことの積み重ね。人との出会い、繋がり。
(ここも書きたいことが、たくさんあるが、また今度にする。)
それぞれが繋がって見えなくても、その小さな点が、振り返ると線をつないでいる。
まいた砂鉄が、くっつくように。
今日からも一歩ずつ
2025年が始まった。
エンディングノートで、やりたいことリストを書くことから、変わる未来もあると思う。
今やりたいなと思うこと。それに向かって今日できそうな小さなこと。
その小さなことを、これからも一歩ずつでも進めていきたい。