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daraz
【小説】ジェミニソウル01
『ジェミニソウル』
01
深夜2時、タケシは仕事を終え、近所のコンビニでコーンスープの缶を買い、店を出た。昨日までは、バレンタインのチョコが、目立つ所においてあったが、今日はびっくりするくらい、何もなかった。
両手でコーンスープにしがみつき、暖をとりながら月を見た。「あ‥満月だ」思わず小さくつぶやく。
02
来週2/22に、社内で大きな実験をするとかで、開発メンバーは、夜遅くまで、ある商品の実験をしていた。うちの会社は従業員22名の小さな会社で、その名も「ブラックボックス」という、いかにもブラックな感じの名前の会社で働いているが、社内の雰囲気は良く、天真爛漫なヒロシと、彼が生み出す、不思議な発明品のおかげで、楽しくやってる。
2022/2/22 世界がひっくりかえる。その日まで、あと5日にせまっていた。
EDテーマ
『巡る巡る』
最後まで読んでくれてありがとう。
次回も楽しみに〜 🐦Hiroでした♪
【次回予告】
(つづく)