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Photo by
daraz
【小説】ジェミニソウル06
2022/02/22 22:22
実験室にいたはずのヒロが消えた。
そして、実験室の電源がバチンと、ブレーカーが落ちる音と共に、赤い非常灯が点灯し、アラーム音が鳴り響いた。
実験室の様子を固唾を飲んでのぞき込んでいた、タケはギョッとした。
タケ「な‥なんで?」
実験室のモニターを見ると、「connected!」の表示が出ている。想定では2022年と2222年の時空は、接続状態になっているが、まだ接続しただけなので、何も起きないハズ‥
タケ「なんだ?何が起きてる?」
ヤバい、何かヤバいことになってる。もしかして、こっちから時空反転させる前に、200年後の未来から、強制的に反転させられたのか?
じゃあ、ヒロはどこに?200年後の未来に転送されたのか?大丈夫なのか?
何が起きているのか、さっぱりかわからない‥
タケは懐中電灯をつけて実験室に入った。
そこには、一匹の🐦カラスがいた。
もしかして、このカラスが200年後の未来からきたのか?
(つづく)