【小説】プルーフリード〜古文書の番人〜001
太古の昔、校正者と呼ばれる職業があった。
らしい‥
2222年の未来の世界では、
″DC″(ドキュメントセンター)と
呼ばれるホストコンピュータにより、
この世の文章は一瞬に校正されるため、
僕らは校正前の文章の存在を知らない。
ハズだった‥
太古の昔、校正前の文章は禁書とされ、
ひとつ残らず燃やしつくされた。
それはそれは
壮絶な光景だったらしい‥
けっきょく、人のやることだから、
かならずほころびが見つかる。
古文書の番人たちが、
徹底的に燃やしつくしたハズなのに‥
ながーい、ながーい
月日と時空を超えた先に
ぐうぜん見つかることもある。
そう‥
タマがその古文書を見つけたは、
たまたまだった(ダジャレかよ!)
古文書の番人と、その謎を解き明かす
校正者との、時空を越えた戦いがはじまる。
【プルーフリードとは?】
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(つづく)