【WACK外伝】盲目の吟遊詩人1-15天空の閃光(後編)
火🔥と水🌊と風🌀と石🪨の世界
四元素と時🕘を操る神さまの話👼
【前回までのあらすじ】
🌀風の王子フーゴは馬車で街に向かう途中、🪨石の国の王子″石頭“と六人衆の罠にハマり、広大な魔法陣″🕘時の監獄“に閉じ込められ大ピンチ!Hiro🐦、白🐺、ゆきみん👱♀️、パイ🧙♀️の四人はフーゴの救出に向かう、一方で石頭と黒魔女は″時の棺⚰“の準備を整えるが、勇者ワディと🐺白ちゃんの活躍で制圧に成功する。
フーゴと、天空の竜″ゼフ爺″は、敵の魔法陣の中で抗い、渾身の竪琴を奏でると、その音色にHiro🐦が応え、ピカ山君⚡️と共に助けにくるが、敵の魔法陣が″時の魔法″であることを知り、ドゥギー、ゆきみん、パイとの合流に急ぐ
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【登場人物】
フーゴ 風の国王子、メンドくさがり
Hiro 🐦フーゴの相棒、神の遣い
石頭 石の国王子、六人衆のリーダー
六人衆 ガイコツの戦士?集団
天空の竜 風の国守護神、心配性
【特別出演】
白ちゃん 白オオカミ🐺牙狼拳使い手
ワディさん 勇者様🙋♂️魔法剣士
ドゥギーさん ヘイスト加速の使い手
ゆきみんさん ルーン守りの使い手
パイ(phi)さん 蒼魔法🧙♀️の使い
ピカ山君ちゃん ⚡️雷魔法の使い手
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第1章 旅のはじまり
第15話 「天空の閃光(後編)」
🐦Hiroと⚡️ピカ山君は直径350mの巨大な魔法陣を迂回し、ドゥギーの元に急いだ
🐦「あっ!あそこドゥギーさんだ」
⚡️「ほんとだピカ」
ドゥギーは地面に這いつくばるカッコで倒れている
🐦「ドゥギーさーん」
⚡️「しっかりするピカ〜」
Hiroはドゥギーのがっしりとした肩に乗り声をかけた
🐦「ドゥギーさん!しっかり」
⚡️「おきてピカ〜」
🐦「ダメだ‥意識がない」
⚡️「まずいピカ・・息してないピカ」
🐦「えっ…」
⚡️「だいじょうぶ、任せてピカ」
ピカ山君がHiroに離れるように促すように、こくんとうなづいた
🐦「ま‥まさか、電気ショック?」
⚡️「だいじょうぶ、任せるピカ」
Hiroはこくんとうなづき、固唾をのんで両手の羽で祈るようなしぐさをした
ビリビリビリビリー
🐦「ちょっ‥!やりすぎじゃない?」
⚡️「しっぱいピカ、ちょっと強かったピカ‥」
🐦「こっ‥こらー!!」
すると、ドゥギーが目を覚まし、ゆっくりと片膝をついて頭を右手で押さえた
👳♂️「イタタタ‥」
🐦⚡️「よかったー!(ピカ)」
🐦「だいじょうぶ?」
⚡️「ごめんピカ」
👳♂️「ああ、だいじょうぶだ!、アレ?服がまるコゲだな、まあ‥、いいか」
🐦⚡️「えっ?いいの(ピカ‥)」
👳♂️「それより、クソっ‥負けたぜ、あのガイコツめ!」
🐦⚡️「ガイコツ?(ピカ?)」
ドゥギーがすばやく起き上がり、まわりを見渡した
👳♂️「んっ!アレはゆきみんと、パイさんじゃねぇか?」
ドゥギーは遠くを見るように、ひたいに右手をかざした
🐦「あっ!ホントだ!おーいゆきみん!パイさん!こっちこっちー」
⚡️「ピカ〜」
👱♀️🧙♀️🐦⚡️👳♂️
5人そろいお互い無事を喜んだあと、Hiroがざっと状況を皆に伝えた
👱♀️「時の魔法‥本当に存在するなんてて‥」
🧙♀️「僕も時間については専門外だな‥」
👳♂️「でもよー、ムズかしいことはわからねーけど、敵の魔法が時間を遅らせる魔法なら、こっちも負けずに、ヘイストで加速したらいいんじゃね?」
👱♀️🧙♀️🐦⚡️「あっ‥そうだね!」
👳♂️「そんじゃあ、ヘイスト2倍、当社比でいくぜっ!」
🐦「そこ当社比・・いる?」
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フーゴと天空の竜、ゼフ爺はもがいていた‥
👤「ゼフ爺‥Hiro達が‥離れてく‥」
🐲「どうやら‥竪琴の音色から‥メッセージが‥届いたようじゃな、ほらな‥フーゴ、やっぱり‥ジタバタしてみる‥もんじゃろ?」
👤「でも‥この魔法陣を‥破らないと‥」
🐲「わしに‥まかせろ‥このしっぽで‥ガイコツどもを‥烈空暫で‥吹き飛ばしてやる‥」
👤「でも‥時の魔法で‥減速‥しちゃうよ‥」
🐲「やっても‥みないで‥あきらめる‥な‥」
👤「音の‥反響から‥計算すると‥この魔法陣‥直径が‥350m‥ある‥半径175m‥半分に‥減速したら‥結界まで‥届かず‥打ち消される‥よ」
🐲「やっても‥みないで‥細かいこと‥まずやってみる‥そこから‥対策も‥見つかる‥じゃろ」
👤「わかったよ‥ゼフ爺‥やってみよう」
🐲「フーゴ‥危ないから‥ワシのしっぽの‥根っこに‥つかまって‥おれ」
ゼフ爺はしっぽを鞭のように、ぐるぐると回してはじめた
🐲「烈空斬!!!」
魔法陣を囲って、円陣を組んでいる、6体のガイコツをめがけて、風の刃がほとばしる
しかし‥
ガイコツに刃が届きそうな、あと5mほど手前で、風の刃は打ち消された
🐲「くそ‥風の力じゃ‥音速(340m/s)を超えられぬか‥」
ゼフ爺と、フーゴは残念そうにうなだれた
🐲「くそっ‥音速を‥越える速さの‥攻撃があれば‥」
フーゴはしばらく考えた
音速‥、越える速さ‥
👤「音速が‥ダメなら‥光速しか‥ないね‥」
それを聞いて、ゼフ爺はハッとした
🐲「そうじゃ!」
👤「ん?どう‥したの?」
🐲「フーゴ‥さっき‥竪琴が‥使えたな‥ならば‥召喚もできる‥はずじゃろ‥」
👤「なるほど‥途切れても‥メロディは‥奏でられる‥ね」
🐲「フーゴ‥雷撃魔法で‥ガイコツどもを‥一掃するぞ‥ワシを全身全霊で‥召喚してくれ‥わしも‥この一瞬に‥全力で‥いくぞい‥」
👤「でも‥ゼフ爺‥天空の怒りは‥魔力の消費が‥」
🐲「でも、でも、フーゴは″でも″ばっかり‥じゃな‥」
👤「わかったよ‥」
フーゴは集中し、魔法の詠唱に入る、魔法の詠唱と合わせ、竪琴を奏でる
👤「大地と‥大気の‥精霊よ‥いにしえの‥契約に‥もとづき‥その義務を‥はたせ‥」
フーゴを中心に砂埃がゆっくり舞い上がり‥しっぽだけ現れていた竜が、だんだんと全身の姿となって現れた
🐲「じゃあ‥全力で‥行くぞい‥たまげろ‥ガイコツどもめ‥蹴散らして‥やるぞい‥」
天空の竜、ゼフ爺は集中し、何かを唱えると、フーゴとゼフ爺の頭上に、雷雲がたちこめた
🐲👤「天空の‥怒り!!!」
六体のガイコツめがけて、天空から巨大な雷が落ちた
(つづく)
【オマケ動画】
挿絵がないので、世界感のイメージにしてください「FGO」より
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