見出し画像

日経新聞を辞めること、今後のこと

28年勤めた日経を退職します

いままで内緒でしたが。
『おカネの教室』の著者で、このnoteの主の高井浩章さんは「日本経済新聞社の高井宏章さん」でした。
バレバレ、でしたよね。でも、一応内緒だったんです。
そして、もうすぐ「元日経新聞の高井宏章さん」になります。
6月末の退社予定。あと1か月です。
これを機に、ふたりの「高井さん」は対等の精神で合併し、存続会社を本名の「高井宏章」とします。
分かりにくいな。
要は、今後は高井宏章さんで通します。
これまでややこしくて、失礼しました。

日経グループのみなさま、1995年の入社以来28年間、あらためて、大変お世話になりました。
本当に、ありがとうございました。
記者稼業、なかなかしんどい時もありますが、しんどさを補って余りある、充実した日々でした。
振り返りは別の機会に書きたいと思います。

まずですね。
円満退社でございます。
この3年、編集委員として自分が提案したYouTubeチャンネルの運営を任せてもらい、裁量とやりがいのある仕事をしてきました。
地味だけど、いいチャンネルですよ、『マネーのまなび』。
地味だけど、いいシリーズですよ、『教えて高井さん』。

それでも辞めると決めたのは「もっといろいろやってみたら、楽しいかも」という予感がしたからです。

糸井重里さんとのご縁

もともと、一度はフリーランス転向や転職といった「人生リセット」をやってみたいという志向がありました。
「機が熟したら、数年内には日経を辞めて別の道を」と考えていました。

そんなオジサン記者の背中を押してくださったのが糸井重里さんでした。

ご縁ができたのは一昨年。拙著『おカネの教室』やnoteを読んだ糸井さんが「コーヒーでも」と誘ってくださって、以来、ときどき一緒にお茶したり、ご飯を食べに行ったり、ツイッターで日々遊んだりする仲になりました。
拙著の帯に推薦のお言葉もいただいています。

この1年半ほどの会話のなかで「高井さん、経済以外にも、いろいろやってみたら?」と糸井さんがおっしゃって、私もそんな気がして。
その「いろいろ」のひとつとして『ほぼ日の學校』を手伝ってくれたらうれしいな、というお誘いがありました。
『ほぼ日の學校』、ご存じない方も多いかと思います。
まず、講師陣を見てもらった方が話が早いでしょう。

「ほぼ日の學校」のサイトより

錚々たる、なのですが、こちらのリンクから「あ行」だけでも見てみてください。錚々たる、かつ、なんでもアリ、なんです。

そんな多様な講師陣のお話や糸井さんとの対談をじっくりと動画で見られる、ぜいたくな「學校」です。
私も毎日のように見たり聞いたりしているヘビーユーザーです。

こんな面白いプロジェクトにかかわれるチャンスは、そうそうあるもんじゃない。
しかも、糸井さんと、コーヒーだけじゃなく、仕事もご一緒できる。

というわけで、いまがタイミングなのかな、と退職を決めた次第です。
6月末に日経を退職した後、7月から『ほぼ日の學校』のお手伝いをする予定です。

『ほぼ日の學校』、最初の1カ月は無料ですので、ぜひお試しを。
どれも面白いですけど、たとえばこちらとか、いかがでしょうか。

『亀田誠治さんは、「チーム」をどう考えているか。』

『努力だと思わなくていいような好きなことを見つけなさい。=大泉洋さん』

『浦沢直樹さんは、漫画をさらにおもしろく語る!』

私も「高井浩章」名義で講師をつとめました。

『先の見えない世界を歩くための「おカネ」の基礎知識』

糸井さんと『13歳からの地政学』の田中孝幸さんとご一緒した鼎談も。

『新聞記者のおふたりと糸井が話す、国際ニュースの雑談。』

YouTubeなど、あれこれ、やります

『ほぼ日の學校』以外にも、いろいろとやります。

7月には個人のYouTubeチャンネルを開設します。

私、草食系YouTuberですし、コレで食えるとは思っていません。本職にすると病みそうですし、いろいろ遊びたい、というのが本音です。
その結果、YouTubeというメディア空間に、おもしろくて、ためになる動画が増えたらいいな、というのが3年間、地道に日経のチャンネルを運営してきた延長線にある望みでもあります。

誰かとおしゃべりするのが好きなので、経済や投資をテーマに、ゲストを迎るトークライブなどを中心に配信する予定です。あちこちのチャンネルにもゲストで出没できたら楽しそうだな、と夢想しています。
高井を呼んでみたい方、あるいは私のチャンネルに出てみたい方、お声がけくださいませ。
今年の3月まで1年間、ニュースキャスターもやったくらいなので、テレビやラジオもそつなくこなせる人かと思います。

『おカネの教室』の続編も、滞りがちですが、書いてます。

それ以外にも、noteとか、Podcastとか、あれこれやってみようと準備中です。
乞うご期待。

一緒に、何かしましょう

2018年に『おカネの教室』を出してからご縁が広がり、この5年間で「高井浩章さん」はいろいろと楽しい企てに参加してきました。
一方で、「それは『日経の高井宏章さん』としては難しいな」とお断りするケースもありました。

今後は、健康第一をモットーに、時間と体力の許すかぎり、いろいろやってみます。
経済以外にも、わりとネタが多い人です。ボードゲームとか、マンガとか、LEGOとか、ビリヤードとか、読書・文章術とか。

一緒に何かやってみたいな、という方、メールか、こちらのツイッターアカウントまでDMをくださいませ。

一緒に、何かしましょう。
たのしく。

=========
ご愛読ありがとうございます。
異色の経済青春小説「おカネの教室」もよろしくお願いします。


いいなと思ったら応援しよう!

高井宏章
無料投稿へのサポートは右から左に「国境なき医師団」に寄付いたします。著者本人への一番のサポートは「スキ」と「拡散」でございます。著書を読んでいただけたら、もっと嬉しゅうございます。

この記事が参加している募集