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近況報告とこれからのこと

故郷長岡に戻り、企画から関わっていた「KAKIGAWA LIVING PARK」という空きビルの1.2階を改修した複合施設がオープンし、地元で働いていた会社を退社しました。

現在、地元長岡に残ってできることから始めていこうと考えております。

自分1人でやることも考えましたが、長岡や県内で活動されている方々やこの地域に興味がある人と関わりながら動いていきたいと感じ、この投稿をきっかけに新たな繋がりが生まれればとnoteを始めました。

私は新卒の時から「設計だけではなく、設計以外のお仕事もさせていただけないでしょうか。」
とお願いをして、色々なプロジェクトに携わることができました。
ただ、自分のできること、やっていきたいことを一言で表現するのも難しいと思い、過去の実績や今後やっていきたいこと等をまとめてみることにしました。



自己紹介

川合宏尚
1993年 新潟県長岡市生まれ
2018年3月 長岡造形大学大学院修士課程・空間計画学領域卒業、2018年4月 株式会社スピークに新卒で入社。就職で初めて県外に出る。設計部に在籍し、建築の企画・設計を中心に業務を行う。また、空間活用の企画書・提案書作成、移住促進業務、イベントスペースの管理・運営、イベント企画などにも従事。その後、2022年1月より長岡にUターンし、株式会社池田組に転職。住宅事業部・かきがわ不動産にて住宅や店舗の改修案件に携わる。また、長岡市お試し移住事業のディレクション業務、空きビルを改修した自社運営の複合商業施設「KAKIGAWA LIVING PARK」の企画・設計業務を担当したのち退職。


経歴

○長岡造形大学・大学院
長岡造形大学に在学し、
学部では意匠の山下研究室にいました。

卒業設計では、文化財保存に興味があり、新旧建築の調和と対比をテーマに卒業研究をすることにしました。それは無下に古い建物が壊され全く関係のない建物ができるということを知ったからです。対象地は新潟県燕市吉田地域に地域素材である「味噌」を用いたまちのこしを提案しました。

商店街では空き家などが目立ち閑散としている街に対し、核となる味噌醸造施設と、空き家の味噌事業の一部としての利用活用から、構成されます。この2つが補完関係になることによって持続性のあるまちのこしを目指すというプログラムとしました。
新旧建築の相互作用によって地域が息づき、
観光価値を高めることと、プログラムが一緒になることで、味噌を中心とした唯一の場所となり人々が訪れるまちのこしとなるための設計を行いました。

卒業設計の展示

そのまま大学院に進学し、大学院では、都市計画の領域に移動し、澤田准教授、津村准教授の元で地元、長岡市中心市街地の空き家・空き店舗の調査研究を行い修士研究としてまとめました。
意匠研究室から都市計画研究室に移動したのは、卒業設計の時に考えていた、空き家・空き店舗の活用によるプログラムについてもっと深く学びたくなったからです。
修士研究の内容はこちらになります。
「長岡市中心市街地における低未利用既存ストックの有効活用に関する研究」


また、長岡市の「長岡まちなかリノベーション研究会」に参加し、全国の先進地事例を学ぶ機会や行政の方々や地域の方々と関わる機会を得ることができました。

○株式会社スピーク
企画・設計

主な担当業務
▫︎バイリンガルプリスクール中野キャンパス(改修工事)B.C工事担当
▫︎バイリンガルプリスクール下目黒キャンパス(新築工事)C工事担当
▫︎静岡県御前崎市の公共施設設計の委託事業(コワーキングスペースとアウトドア施設を一体での運営を企画提案、改修工事)提案書作成、C工事担当
▫︎ 大阪府高石市の遊休公共施設活用アドバイザー業務(建物の活用用途と運営スキーム、建築と設備の基本的な使用検討。地元プレイヤーのインキュベーション施設としての活用を目指すため、場所の商業的なポテンシャルの計測と地元プレイヤー交流の為社会実験マーケットの実施)提案書作成、プロジェクトマネジメント
▫︎トヨノノトライアルステイ(R不動産トライアルステイとして全国で実施しているお試し居住プラグラムを大阪府豊能町で実施。)体験プログラム運営・事務局
▫︎ WINTER SAUNA SHIMOKITAZAWA(アウトドアサウナイベント・4社合同事業)スピーク担当
▫︎野外イベントスペース「下北沢ケージ」施設管理、イベントレイアウト等

バイリンガルプリスクール
トライアルステイ募集コラム
ケージ周年イベント

スピークでは、入社時点で長岡に戻ることを前提に長岡以外の地域での
業務経験や知見を広げるようなお仕事をさせていただき、長岡にUターンしました。
スピークで経験・習得したいと思っていたことは、
・長岡以外の行政案件に関わること
・設計以外の幅広い業務経験を積むこと
・R不動産という組織に在籍し、全国のまちづくりプレイヤーの方々との関係を深めること
ということです。

○株式会社池田組 かきがわ不動産
▫︎複合商業施設「KAKIGAWA LIVING PARK」(施設企画立案、周知イベント企画運営、施設全体改修設計、テナント設計(美容室カフェ飲食店舗、自社ショールーム)運営)総合プロデュース、A.C設計担当
▫︎マンション内装設計業務(改修工事)設計担当
▫︎ 戸建て個人住宅の大規模改修工事の設計監理業務(改修工事)耐震診断、設計
▫︎長岡市移住事業(お試し移住体験施設整備)お試し移住体験事業の骨格作りとディレクション業務を担当

暫定利用ローカルマーケットの様子
KAKIGAWA LIVING PARK
自身が設計したショールーム

かきがわ不動産では、東京で得た経験を活かして、
・長岡市から新しくお試し移住体験を初めて行きたいというお話があり、お試し移住事業の事業方針策定についてお手伝いをさせていただきました。
・また、長岡市内で空きビルを改修して、カキガワリビングパークという複合商業施設の立ち上げから施設をオープンするまでの整備をするところまで経験させていただきました。
しかし、より幅広く多くの市民の方に向けた公共施設やまちに関わる仕事に関わりたいと強く感じたため退職を決めました。


できること

・自治体向け事業の企画提案・実行経験(移住促進事業)
・まちづくりセミナーの企画・運営
・ポップアップイベントの企画・運営
・プロジェクトマネジメント
・まちづくりコンサルタント

資格
二級建築士、省エネ建築診断士Expert、既存住宅状況調査技術者

これまでやってきたこと

長岡市お試し移住事業の事業方針の整備
長岡市から移住促進事業として、移住検討者が短期滞在することのできる施設と参加プログラムの整備に関する依頼を受け、これまで自分が関わってきた移住関連のノウハウを活かし、ディレクション業務をさせて頂きました。プログラムに関しては毎年運営のやりやすさを追求しつつ、参加者の満足度を挙げていく方法を模索しながら、事業を進めていきました。
また、これまで関わってきた地域より首都圏から離れているため、移住の目的地として長岡を候補に挙げる人が少なく、どのように周知をしていくかというところを行政側と協議を進めつつ、様々な情報発信媒体を用いて、実験と検証を行っていきました。

新規プロジェクトのチームリード経験
複合商業施設「KAKIGAWA LIVING PARK」では主担当として、設計監理業務のみならず、施設のオープン前の準備を、不動産担当、広報担当、現場チームとプロジェクトを進めていきました。
チーム内でそれぞれの業務内容をこまめに相談し合えるように報連相がしやすい環境を整えることで、他の人の作業に関しても自分ごととしてメンバーがそれぞれ意識的に参画できるような環境を整えることを心がけました。

今後の展望 

長岡を拠点にしつつ、何ができるかを現在考えており、これまでの経験が活かせる移住関係のお仕事や、リノベーションまちづくり、場づくりと場の運営、buylocalマーケットなど地域の価値を上げていくプロジェクト、修論でまとめたことを自分のできる範囲で進めていきたいなという気持ちがあります。

自身の最終ゴールのイメージとしてはより幅広く多くの利用者に向けた公共やまちに関わる仕事をハード、ソフトの両面から取り組んでいきたいです。

ただ、しばらくはこれまでやってきた設計という職能を活かしながらも、ソフト面での場づくりの企画や現場に携わっていきたいと思っています。

東京、そして長岡に帰ってきてからもさまざまなプロジェクトに関わることができとてもとても恵まれているなと今回まとめてみて改めて思いました。

今後も地元で活動していきたいと思いますので、何かご縁があれば…!という感じです。

同じ課題感持っている人、同じ興味関心がある人、この人と話したら面白いかも!?という方がいらっしゃれば教えてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました🙇

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