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公園にカフェが当たり前になった景色を見て思う、経済合理限界曲線が拡張する世界

北九州市小倉の勝山公園内にあるコメダ珈琲で、打ち合わせまで仕事中をしてて、改めて思った。僕たちは官民共創を企業と行政のオープンイノベーションと位置付けているわけなのだけど、都市公園法の改正やそれに端を発するpark-PFIという制度設計は、まさにこのオープンイノベーションの賜物だ。

北九州市小倉の勝山公園内のコメダ珈琲

以前、富山の環水公園のスタバを見て思ったけど、この10年で日本の公園の風景って本当に変わったと思うし、これからも変わっていくのだろうと思う。

で、こうなってみると「当たり前」に見える景色もちょっと前までは「当たり前」じゃなかった。都市公園法のしばりとか、行政と企業の関係性とか、公共空間に民間の収益施設の建設を認めるには、かなりのハードルがあった。

なんでそういうのが突破できるようになったのかといえば、直接的には都市公園法の改正があるわけだけど、その法改正は一人の熱意ある官僚と、(おそらくだけど)その熱意を挫けさせない「小さな実証実験」の事例があったから、だろう。

何が言いたいかというと、コメダ珈琲もスタバもタリーズもbillsも(それ以外にもたくさんある)、今受けている恩恵は、企業と行政のオープンイノベーションがあったからこそ、なのだということ。

官民共創の学びと交流のプラットフォーム「toledo」より引用

企業と行政のオープンイノベーションが法律を動かし、それによってビジネス機会が創出されるという好事例。ま、だからこそ、企業サイドは公益に対する理解が不可欠で、僕が常々、経済合理限界曲線の拡張の説明で、「企業は公益性への理解を、行政は事業性への理解を」と申し上げている理由である。

やれることは本当にいっぱいある。

#企業と行政のオープンイノベーション
#官民共創
#新しい当たり前
#parkPFI

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